ソニーがSpotifyと提携 新たな音楽配信サービスを今春リリース 既存の「Music Unlimited」は終了
PS4のバッググラウンド再生に対応!
ソニーの音楽配信サービス「Music Unlimited」が3月29日を持って終了する。代わりに、音楽配信大手「Spotify」と提携し、「PlayStation Network」(PSN)向けの新サービスを2015年春に立ち上げる。
「Music Unlimited」は、2011年にスタートした(日本向けは2012年夏から)クラウドベースの定額制音楽配信サービス。現在は19カ国で展開中だが、ソニー・グループはこのたび、「PlayStation Network」(PSN)を“総合的なデジタルエンタテインメントブランド”と位置付け、映像・音楽サービスを一元化すると発表。
音楽ではSpotifyと提携し、41の国と地域(日本は含まれない)に拡大して提供する。具体的には、PSNのアカウントを、Spotifyのアカウントとリンクさせることで、PSNウォレット機能を使って、Spotifyの有料会員サービス(3000万以上の楽曲、15億以上のプレイリスト)を利用できる。
同サービスは、「プレイステーション 3」「プレイステーション 4」「Xperiaスマートフォン・タブレット」で利用でき、PS4の場合、ゲームプレイ中のバックグラウンド再生にも対応しているという。
SCE代表取締役社長アンドリュー・ハウスさん
音楽は、エンタテインメントの重要な要素のひとつとして私たちにご期待いただいているものと認識しています。最高の音楽と最高のゲームを提供する2社の提携を通じて、スポティファイと PSNのユーザーの皆様にお楽しみいただける魅力的な音楽体験をお届けすることを目指します。この実現に向けて素晴らしいパートナーであるスポティファイとともに、PS Music を提供できることを光栄に思います。
SpotifyCEO ダニエル・エクさん
今回の提携を通じて、素晴らしい音楽体験を世界中のゲームユーザーの皆様にお届けできることをとても光栄に思います。私自身もゲームファン且つ“プレイステーション 4”ユーザーですが、バックグラウンドで音楽をかけながら「FIFA15」でアーセナル戦を今春よりプレイできることを非常に楽しみにしています。
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