ニュース
いつでもトマトを補給できる「ウェアラブルトマト」爆誕 最大6発のトマトを装填可能
通称「トマタン」。
advertisement
「トマトとスポーツとの相性は抜群なはず。なのになぜわれわれは、スポーツをしながらトマトを食べないのだろう?」――農学博士であり、カゴメ社員の鈴木氏は考えた。そして気付いた。「トマトにはモバイル性がないからである」(鈴木氏)。
そこで開発されたのが「ウェアラブルトマト」。走りながらトマトを補給できる、これまでにない画期的なデバイスだ。明和電機とタッグを組み、2月19日ついに完成した。
このウェアラブルトマトは、通称「トマタン」。トマタンには最大6個のトマトを装備でき、足の裏に付いているボタンを押すと背負っているトマトを口まで運んでくれる。重さ8キロ。肩に乗せているためそこまで重く感じないという。
advertisement
鈴木氏がポチッとスイッチを押すと、トマタンは手を後ろへと持っていき、トマトを1つきれいに持ち出して鈴木氏の口元へと運んだ。
ランニングマシンの上を走るカゴメ社員鈴木氏
そしてトマタンには実は仲間がいる。こちらは通称「プチトマタン」。
プチトマタンは12個のプチトマトが収容可能で、タイマーも搭載されているという。手元のボタンを押すとホースを伝ってコロコロと手元に転がって届く。
開発にあたり使われたトマトは100個に及ぶ。明和電機の土佐信道社長は「これまでトマトを固体だと思っていた。しかし実際は薄い膜に覆われた液体だった」と、開発の難しさを言葉にする。
ウェアラブルトマトは「東京マラソンフレンドシップラン 2015」にて実走実験を予定。海外からも多くの注目が集まっている。
advertisement
走れ! トマトよ!!
(太田智美)
ウェアラブルトマトプロジェクト開発編
ウェアラブルトマト完成篇
※「トマタン」「プチトマタン」という呼び名は公式のものではありません。
関連記事
「バナナ」がウェアラブルデバイスに……! ドール、食べられるウェアラブルデバイスを開発
え……?カゴメ、前代未聞のランナー向け「ウェアラブルトマト」開発へ 「トマトに足りないのはモバイル性」
どうしたんだカゴメ!光る「絶対領域」見放題! 絶対領域を照らす「光るスカート」の専門サイトがオープン
神々しい……。JINS MEME、取得可能データの仕様を公開 3月下旬よりSDKダウンロード開始
APIは「リアルタイムモード」「スタンダードモード」の2種類の形式で提供。「ただのクリスタル? 違います」 Swarovskiが最先端のウェアラブルデバイスに参戦
やはりオシャレ。これはゴージャス──Intelの女性向けスマートブレスレット「MICA」が米国で発売へ
2年間の通信量込みで495ドル!「ウェアラブルEXPO」レポート:電気発熱タイツも当たり前に? 繊維×電子デバイスに注目
グンゼやヤマハがウェアラブル型センサや導電繊維を展示「ウェアラブルEXPO」レポート:鯖江の職人も本気 メガネ型デバイスの普及はあるのか?
鯖江のメガネ製造技術はメガネ型デバイスに活用され始めているにゃんこ迷わない ウェアラブルEXPOでペット向けデバイスが大人気
ボタン電池で1年動作。アプリで迷子探索やSNS、ライフログ的にも使える富士通研究所、空中に文字を書いて操作する「指輪型ウェアラブルデバイス」を開発
デザインはゴツめ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.