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消費者生活センターへアダルトサイトに関する相談 2014度は10万件を突破して過去最多に

スマートフォンでトラブルに合うケースや、女性や高齢者からの相談も増えているそうです。

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 全国の消費者生活センターに寄せられたアダルトサイトに関する相談数が2014年度は過去最多となる10万件超えとなったことを、国民生活センターが発表しました。トラブルの拡大を防ぐため、同センターでは最新の相談事例や対策方法を紹介しながら消費者へ注意を呼び掛けています。

とうとう10万を突破……!

 アダルトサイトの相談は毎年たくさん寄せられており、2014年度は10万6279件と過去最多に。そのうちスマートフォンでトラブルにあった割合は年々増加しており、2011年度の1割未満から2014年度には約5割まで膨らんでいます。また最近では男女を問わず相談が寄せられており、最近では60歳以上の消費者からのケースも増えているそうです。

相談する人も女性の割合が増えてきているそう
60歳以上からの問い合わせも2割を超えました

 相談内容はネットの利用中にアダルトサイトの利用料金を請求されたというものがほとんど。「有料だという認識がないままサイトを見ていたところ、突然、料金の請求画面が表示された。支払わなければならないか」など、業者へ支払う前の問い合わせが多数です。ただしすでに支払ってしまったという相談も3802件と増加しており、1件当たりの既払い金額も平均約27万と高額化しています。

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既払い金額も高くなっている模様

 事例では「タブレット端末で歌手の動画を見ようとしたら、アダルトサイトに登録された」「アダルトサイトを見ていたら、請求画面の表示と同時にシャッター音がした」など、比較的新しい手口も紹介されていました。

 同センターでは大きく分けて次の3つのアドバイスを提示。「無料だと思っていても、料金を請求されることがあるので、不用意にアクセスしない」「業者に決して連絡しない」「金は支払わずに、最寄りの消費生活センター等に相談する」。料金の請求画面でIPアドレスやスマートフォンの個体識別番号が表示されるケースも増えていますが、業者がこれらを使って消費者の名前や住所、連絡先などを特定しているわけではないと説明しています。

最近増加している、スマートフォンに表示される請求画面(イメージ例)

 公式サイトでは相談の傾向や事例、アドバイスを具体的に公開中。一度目を通しておくと、いざトラブルに遭遇した時にも安心して対処できるかもしれません。

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