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やおい文化以前に各国の女性が書いたBL小説たち 「古典BL小説集」を平凡社が発売

19世紀から腐女子はいた?

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 愛好する女性が「腐女子」と総称されるなど、現代のネットではすっかり認知度が高いジャンル「やおい」「BL(ボーイズラブ)」。やおい文化が興る1970年代前には書かれていた、各国の女性作家による男性同性愛小説を集めたアンソロジー「古典BL小説集」(編:笠間千浪)が、平凡社から5月に発売されます。

なんて惹かれるタイトルだ……
“すごいの”だそう

 「古典BL小説集」は、19世紀後半~1960年代に女性作家が書いた男性の同性愛をテーマとする小説を7作品編んだもの。兄弟、友人、年の差カップルなど扱う同性愛はさまざま。作家もフランス、ドイツ、イギリス、日本など各国から集められています。長編はあらすじと概略で紹介する一方、森茉莉さんの中編「恋人たちの森」など全文収録しているものもの。

 サイズはB6変で356ページ、価格は1300円(税別)。公式サイトやamazonなどで予約を受付中です。平凡社ではこのほか「ゲイ短編小説集」「美少年尽くし」を発売しているほか、長く品切れ状態だった1998年発売「レズビアン短編小説集」も6月に新装で復刊する予定です。

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平凡社Twitterが非常に親しいキャラです

「古典BL小説集」目次

  • 「自然を逸する者たち(Les Hors Nature)」ラシルド(フランス)
  • 「アンティノウスの死(La Mort d’Antinous)」ラシルド(フランス)
  • 「ベルンハルトをめぐる友人たち(Freunde um Bernhard)」アンネマリー・シュヴァルツェンバッハ(スイス)
  • 「水晶のきらめき(The Dazzling Crystal)」ジャネット・シェイン
  • 「馭者(The Charioteer)」メアリー・ルノー(イギリス)
  • 「恋人たちの森」森茉莉(日本)
  • 「もうひとつのイヴ物語(Another Rib)」マリオン・ジマー・ブラッドリー+ジョン・ジェイ・ウェルズ

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