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都立公園での無線操縦機の飛行禁止、都が念押し 首相官邸などドローン落下事件を受けて
条例で禁じてきた無線操縦機の飛行対象には、ドローンも含まれるとしての対応。
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都立の公園・庭園すべてにおける無線操縦機の飛行禁止を、東京都があらためて周知していることが分かりました。全国各地でのドローン落下事件を受けての対応で、4月末から園内に飛行禁止の貼り紙を新たに掲示するなどして注意を呼びかけています。
都の建設局公園課によると、都では都立公園条例・第十六条で「都市公園の管理に支障がある行為」を禁じており、公園におけるラジコンヘリなどの無線操縦機の飛行も認めてこなかったとのこと。ただ4月より首相官邸などドローン落下事故が全国で相次いだため、掲示を貼るなどしてあらためて注意をうながし始めました。新たにドローンを禁止するものではなく、もともとドローンも禁止対象に含まれるとしての措置だそうです。
掲示の文面は特に決まってはいませんが、公園によっては「ラジコン(ドローン含む)禁止」「無人機等」などドローンへの言及が見られます。貼り紙などは全公園・庭園に設置しておらず、各地域の警察と提携がとれたところで掲示しているとのこと。
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また条例の違反者には5万円以下の罰金を科すことができますが、ドローンを飛ばす人を見かけた場合、当面の間は注意喚起して対応。現在進んでいるドローンの規制をめぐった議論次第で、対応をまた検討するそうです。
(黒木貴啓)
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