自転車乗り向け「イヤースピーカー」登場 道交法的に大丈夫かメーカーに聞いた
仕様上問題ないそうです。
エレコムは、自転車のヘルメットなどに装着して音楽を楽しめるワイヤレスイヤースピーカー「LBT-ESP01シリーズ」を発表。7月上旬から発売します。自転車走行中の音楽鑑賞については、道交法改正にあわせて、注目が高まっています(関連記事)。
同商品は、道路交通法法で定められている「安全運転に必要な音や声が聞こえない状態での運転」という点についてクリアできているのでしょうか? 商品の仕様や法律への対応について、エレコムに確認しました。
「イヤースピーカー」というのはあまり聞き慣れないジャンルですが、その名のとおり耳のすぐそばに固定する小型のスピーカーで、耳の穴をふさぐことなく使えることが特徴。周囲の音も聞こえるので、安全に音楽を聞きながらサイクリングを楽しむことができるそうです。
商品の開発にあたっては、改正道路交通法が施行される前から、社内の自転車乗りからのヒアリングなどをもとに、走行中の安全を確保しつつ音楽を楽しめる商品を目指してきました。また、法務部が道路交通法および関連する各自治体の条例を確認し、開発チームと連携して開発が進められたそうです。
「イヤフォンの仕様に関する規制ではなく、大音量の音楽で交通に関する音が聞こえない状態で運転することが取り締まりの対象だと理解しています。数値的な基準は設けられていませんが、最大音量で音楽を再生しても目の前にいる人と普通に会話できるような仕様にし、安全への配慮と注意喚起をしています」(エレコム)
あくまで、耳元で装着者のみが音楽を楽しむだけのスピーカーなので、そもそも周囲の人に聞こえるほどの音量が出る設計にはなっていないようです。
ただし、自治体や警察署によって道交法にある「安全運転に必要な音や声が聞こえない状態」の解釈や判断基準は異なるため、使用にあたっては音量の設定などに気をつける必要がありそうです。
製品情報
製品名:Bluetoothイヤースピーカー LBT-ESP01シリーズ
カラー:ブラック、ピンク、レッド
発売時期:7月上旬
価格:オープン
主な仕様
Bluetooth仕様:Bluetooth 4.0
連続再生最大時間:SBC/約14時間、AAC/約13時間、aptX/約13時間
連続通話最大時間:14時間
連続待受最大時間:約200時間
コネクタ形状:USB microB(充電用)
外形寸法:W14×D31×H55ミリメートル(イヤーフック、突起部除く、片耳)
質量:約33グラム
付属品:USB充電ケーブル、ストラップ固定用面ファスナー 2組
(林健太)
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