艦これ提督に挑んでもらいたい「ゲームマーケット2015春」索敵報告:ダウン・イン・フレイムズで“合コン”空戦!(2/4 ページ)
「枯山水」の発掘で注目のゲームマーケット。2015春も「光ネッサンズ」が話題だが、そういう社会現象とは関係なく、超私的にウォーゲームを満喫する彼であった。
「あ、これがウォーゲームというものか」「おおー、初めて見た」
ウォーゲームハンドブックシリーズは、毎年1冊ずつ出版しているボードウォーゲームの入門用冊子だ。毎号付録ゲームを用意していて、これまでも、戦略級太平洋戦争や戦略級独ソ戦を取り上げてきた。今回は、2015年でちょうど200周年にあたるナポレオン最後の戦い「ワーテルロー」を扱った陸戦ゲームが付属した。
ナポレオン戦争は欧米で人気がある(日本でいうところの戦国時代に相当する)一方で、日本ではなじみが薄い。しかし、指揮官のキャラクターや歩兵、騎兵、砲兵と兵種がシンプルなれど役割が明確に異なり、それぞれに適した用兵が必要とゲーム的にも興味深い時代だ。文献で読んだナポレオンの戦いに関連したエピソードの追体験や仮説を試してみるのにもボードウォーゲームは有効なツールになる。試遊卓に広げていたヘクスマップを興味深く眺めていく来場者も少なくなかった。
聯合(れんごう)艦隊が依然好調なサンセットゲームズ
絶版した名作ボードウォーゲームの復刻に力を入れてるサンセットゲームズでは、戦国時代の武将が登場するマルチゲーム「戦国大名」と第二次世界大戦の水上戦闘を扱った「聯合(れんごう)艦隊」をはじめとして、「関ヶ原」「史上最大の作戦」「The Korean War」などのサンセットゲームズラインアップに専門誌「PLAN SUNSET」のバックナンバー、そして、中古ボードウォーゲームや海外専門誌バックナンバーを“イベント価格”で販売していた。
聯合艦隊は依然として人気が高く、持ち込み販売分も午前中で完売という状況だった。また、ユーザーから「シナリオに登場する艦船データの記入が大変」という声が多い記録シートについても、ユーザーが作成した「参加艦艇データ記入済み記録シート」をサンセットゲームズの公式ツールとして配布する計画であることを明らかにしている。
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