「川柳とか俳句ふってきた人、とくダネ!の人やったんですね」――「とくダネ!」キャスターの無茶ぶりにピース又吉さんがTwitterで反撃
とくダネの質問にネットでは不快感を示す声も。
小説「火花」が芥川賞候補に選ばれている、お笑いコンビ・ピースの又吉直樹さんが6月22日、Twitterで「今更ですが、川柳できたよ」と、フジテレビ「とくダネ!」の無茶ぶりに反撃しました。
又吉さんは6月20日、書籍「芸人と俳人」の発売イベントに出席。その際「とくダネ!」キャスターから「芥川賞にノミネートされたお気持ちを、五七五の俳句で読んでいただけますか?」と質問されると、「お言葉を返すようですが、1600文字でこの状態を今すぐ記事にしてくださいというのとほぼ同じことですよね」と切り返し、その場では返答を保留していました。
ちなみにとくダネ!では、又吉さんが三島由紀夫賞にノミネートされた際にも「今の気持ちを川柳で」と質問しており、又吉さんへの無茶ぶりはこれで2度目。司会の小倉智昭さんは、又吉さんの対応に対し、6月22日の番組内で「芸人の気持ちでシャレでやってくれればいいのにね。もう本人は完璧に小説家になってますよ」とコメント(番組公式ブログより)したそうです。
又吉さんのツイートは、こうした一連の流れを受けて投稿されたもの。又吉さんは「川柳とか俳句ふってきた人、とくダネ!の人やったんですね」「確かに、僕は俳人ではないので、下手なのを作ってもよかった」「小倉さん、勉強なりました」とまずは感謝したうえで、あらためて「おっさんの愚痴聞く朝は楽じゃない」と、川柳で小倉さんに返答。「お、ぐ、ら、で作ってみたよ」「感想は司会者川柳でどうぞ」と切り返しました。見る角度によっては「とくダネ!」への皮肉ともとれる内容に、Twitterでは「さすがだね!」「又吉さんの勝ち」といった反応も。
一方、ネットではとくダネ!の無茶ぶりに対し、不快感を示す声も見られました。番組公式ブログでは「その場にマッチするウィットに富んだお願いをしてみた」としていますが、コメント欄には現在、「何様のつもりか」「一生懸命仕事してる人バカにしてなにが面白いのだろう」「下らないを通り越して下品としか」「『失礼な質問』をとくダネでは『ウイットに富んだ』と自画自賛するわけか」など手厳しいコメントが多数並ぶ結果となっています。
なお、翌日(6月23日)の番組内で小倉さんは「また朝か夜も遊ばず司会業」と又吉さんの川柳に返答。公式ブログやTwitterでも「ピース又吉VS小倉の川柳バトル」として、その様子を報告しています。
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