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大人も子供も楽しめるシュールな魅力、「点取り占い」にクローズアップ! 夢の1シート買いしてみた

知る人ぞ知る、魅力たっぷりの点取り占い様。

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 ねとらぼ読者の皆さんは「点取り占い」というものをご存知でしょうか。

コレだ!

 点取り占いとは、主に駄菓子屋さんで売っている、こんなパッケージに入ったカラフルなおみくじのようなもの。軽い気持ちで引いてみると「クラゲとタコはどちらがつよいか ●2点」なんて結果が出て何とも言えない気持ちになったりします。昭和の時代から時間が止まっているような、郷愁を誘うイラストやシュールな言葉がたまらなくいいのです。

占いに「エレベーターに一人で乗るとこわいです」って言われてもなぁ……

 そんな「点取り占い」にはニッチなファンが結構いたりします。そして筆者もそのひとり。大人になってからも見かけるとちまちま引いて楽しんでいたわけですが、ついにやった! やってしまった!

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自室に置いてもあまり違和感のない、POPなビジュアル

 念願の「点取り占いシート買い」。ちなみにネットで1400円ほどで購入しました。駄菓子屋に通っていた頃は500円も超大金だったわけだし、完全に大人買いです。通常は販売店舗にもよりますが、1パック(16枚入り)100円から150円くらいで販売しているようです。

どれどれ……

 そんなわけで開けていきます。パックごとに剥がしにくいのと剥がしやすいのがあるんだよなぁ……そしてそれも手作業ならではの味なんだそうですよ!

お、おう……

 「はやく小便をしなさい 半円4点」点取り占い様、いきなりこれか!

カーペットを覆い尽くす点取り占い

 そして3時間ほどかけて、ずらっと並べてみました。全部で192枚。しかし開けた12パックのうち、2パックの内容が他のやつと丸かぶりをしてしまい、今回確認できたのは160種類でした。シート買いしてもフルコンプには遠い……! そして点取り占いをシート買いすると、6畳ぐらいの部屋なら簡単に埋まってしまうことがわかりました。あとこの光景、既視感あると思ったらニュースで見る押収品のようだなと思いました。

相撲を「角力」って表記していたのも衝撃だし、「一生懸命」を書けない人に弁護士になれって言われたくないやい!

 開封の作業中、「骸骨(がいこつ)と角力(すもう)を取れ」だの「一生県命勉強して弁護士になる」だの点取り占い様の無茶ぶりやシュールさに何度くじけそうになったことか……。だがそれがいい! でも、ひとつ気になることが。「一生県命」の漢字が間違っているのですが、これじゃあ弁護士になれないよお……(正しくは「一生懸命」)。

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お友だちと対戦もできるぞ!

 ちなみに、この点取り占い、●とか○とか半円とかの数字を使って占いができるのですが(ルールは上の写真を参照)、1シート分全部集計した結果、○=679点、●=102点、半円=400点でした。この場合は○の数字から●と半円の数字を引いた点数が点数になるみたい。結果は177点。50点以上なので、どうやら今日の私の運勢はラッキーのようです。

筆者のお気に入りはコレ、「月世界へ行けるだろう ○10点」。

 こちらの「点取り占い」、製作元のワカエ紙工株式会社の担当の方の話によると、元は戦前から作られていた物で当初は絵柄が3000程あったらしいです。現在の絵柄は600程。ワカエ紙工株式会社で作るようになってからは、絵柄が増えることも減ることもなく現在に至ります。点取り占いは、昭和の空気感を今に伝える資料としても興味深いものでした。奥深い点取り占いワールドは一見の価値ありです!

取材協力:ワカエ紙工株式会社

ちぷたそ

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