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8月13・14日「ペルセウス座流星群」極大 「明るい、高速、流星痕はっきり」の天体ショーを楽しもう

1時間に20~40ほどの流星が楽しめる。

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 今年はこれまでにも、三大流星群のひとつ「しぶんぎ座流星群(出現日1/3~4)、「こと座流星群(4/22~23)、みずがめ座流星群(7/27~28)が観測され、きたる8月13・14日には、三大流星群のひとつ「ペルセウス座流星群」が「極大」を迎えます!

 特に今年は、1時間に20~40ほどの流星が楽しめることと、夏場の気候もあいまって、「ペルセウス座流星群」が繰り広げるきらびやかな天体ショーを、多くの人が楽しみにしているよう。さあ、あなたはきらめく流れ星に、どんな“願い”を込めますか?

カリフォルニア州・標高4000メートル超のシャスタ山で観測された2012年のペルセウス座流星群

流星の“ラッシュアワー”は、8月13・14日の0時~夜明け!

 今年の「ペルセウス座流星群」の出現時期は、7月20日~8月20日頃とされていますが、流星群の活動が最も活発になる「最大極大」の時間帯は、8月13日(木曜)の15時頃。ただし、15時といえば日中のため、肉眼では流星を確認できない可能性もあります。夜空に繰り広げられる流星ショーを見たいという人は、8月13日の0時~夜明け、または翌14日の同時間帯の観測がおすすめです。

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 また、13日(木曜)、14日(金曜)は平日のため、時間が取れないという人も安心を。この時期は流星群の活動が比較的活発なため、13・14日の「極大」ほどではありませんが、前後の週末でも普段より多くの流星を観測できるはずです。

 流星ファンにとっては、流星の発光高度を弱める月明かりも気になるところ。でもご安心を! 国立天文台のサイトでは「今年のペルセウス座流星群は、月明かりを気にすることなく好条件で観測できる」と予測されています。

2015年の「ペルセウス座流星群」の特色

 今年の「ペルセウス座流星群」は見どころ満点。観測のポイントは、“明るい”ד高速”ד流星痕”の3つです。

 “明るい”光を放つ流星が、秒速・約60キロメートルの“高速”で地球の大気に飛び込み、最後に爆発したように増光する“流星痕”で余韻を残す……。こうした発光メカニズムの多様性に加えて、さらに「極大」を迎える13・14日の深夜から未明にかけては、1時間に20~40の流星群が出現する“数”の多さも見逃せないポイント!

 「極大」の時間帯に流星観測に臨む人は、どうやら「願い事」をたくさん用意しておいたほうがよさそうですね。

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どの方角の夜空に出現するの?

 「ペルセウス座流星群」の「放射点」は、ペルセウス座のγ(ガンマ)星の近くにあります。例えば東京であれば、13日の午前0時の「放射点」は、北東の方角の空になります。

 ただし、放射点の方向だけに流星が出現するわけではなく、夜空のどこにでも現れますので、できるだけ空が広く見渡せる場所を選び、広い範囲の夜空に注意を向けることが、「ペルセウス座流星群」を楽しむ秘訣です。

今年は絶対ペルセウス座流星群を見たい!という方へ

 ちなみに、夜間の流星群観測の目安として国立天文台のHP「ペルセウス座流星群 2015年」では、下記のように目安が表記されているので参考になさってください。

  • 21時前:放射点がまだ地平線近くの低い位置にあるため、流星はあまり出現しません。
  • 21時過ぎから夜半まで:放射点の高度が徐々に上がり、流星が出現し始めます。
  • 夜半から未明まで:放射点の高度は高くなり続け、未明に最も高くなります。放射点の高度が高くなるにつれて出現する流星の数も多くなっていき、空が明るくなり始める前に最も多くの流星が出現します。

 夏の天体ショーということもあり、山間部や海沿いなど、見晴らしのよい場所でその出現を待つ方も多いと思われますが、深夜から明け方にかけて気温は低下しますし、山間部や海沿いともなればさらに気温の低下が見込まれます。

 流星群を安全に楽しんで観測するためにも、冷気をしのぐあたたかな服装、寝転んで観測する時に必要なレジャーシートを準備しておきましょう。

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 さらに、深夜から未明にかけての屋外での声は予想以上に響くもの。人家近くで騒いだり、立ち入り禁止エリアに入るなどのマナー違反がないよう、くれぐれも注意してくださいね。

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