ニュース

少年サンデー、新編集長が異例の「再建」宣言 最新号に1ページの声明文、ネットでは期待の声も

新人作家の育成を「絶対的な使命」とし、その任に耐えられない編集部員は「容赦なく去ってもらう」とも。

advertisement

 8月19日発売の「週刊少年サンデー」38号に、新編集長・市原武法氏による「読者の皆様へ」という1ページの声明文が掲載され、その内容が話題になっています。

 内容は新編集長就任のあいさつと、これからの少年サンデーの編集方針についてのお知らせ。中でも「多くの連載作品が誌面を去り、代わりに才能溢れる新人・若手作家さんが次々と誌面を賑わすことになります」という部分が注目を集めているようです。

掲載された、1ページの声明文

 声明文によると、今後の週刊少年サンデーは新人作家の育成を「絶対的な使命」とし、さらに新人賞の一次選考から新人作家のデビュー読み切り、ベテラン作家の新連載に至るまで、すべての意思決定を市原編集長がただ一人で行うとのこと。また、新人作家とともに歩む編集部員にも相応の責任と覚悟が求められるとし、「その任に耐えられないと僕が判断した編集者はこれからの『チームサンデー』には必要ありません」「容赦なく少年サンデー編集部から去ってもらいます」など、かなり厳しい方針も打ち出しています。

advertisement
週刊少年サンデー38号

 文面をそのまま受け取るなら、新人作家による新作が今後次々とスタートしていく一方で、今ある連載作品の多くが今後終了していく、ということにもなります。この「大改革」宣言はネットでも大きな話題になっており、「どの作品が終わるんだろう」など不安視する声も多い一方で、漫画好きの間では敏腕編集として知られる市原氏がふたたび少年サンデーに戻ってきたことで、「市原さんなら」と期待する声も少なからず見られています。

 週刊少年ジャンプ、週刊少年マガジンと並ぶ三大少年漫画誌として知られている少年サンデーですが、2008年には80万部だった発行部数が、2015年には40万部を割り込むなど、近年は苦しい状態が続いていました。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. ヤフオクで出品されていた「20万円の引退品」→開封すると…… “まさかの中身”に賛否 「ゾッとしたわ…」「しゃーない」
  2. 「やりすぎだろ」 M-1王者が通販サイトでの「非公式グッズ」販売に抗議…… 運営謝罪「申し訳ございませんでした」
  3. 毛糸で作ったお花を200個つなげると…… “圧巻の防寒アイテム”完成に「なにこれ作りたい……!!」「美しすぎる!」と100万再生【海外】
  4. 「バグってる」 シャトレーゼの“864円で買える”「1人用クリスマスケーキ」に大絶賛の声 「企業努力すごい」
  5. 「言葉が出ない」 TDL「スペース・マウンテン」現在の状態は…… 変わり果てた“衝撃的な姿”が423万表示
  6. 「思わず泣きそう」 シャトレーゼの“129円クリスマスケーキ”に衝撃 「すごすぎない!?」「このご時世に……」
  7. 辻希美&杉浦太陽、家族6人でクリスマスに豪華料理 長女・希空が作った“プロ級のケーキ”も…… 「凄くいい時間だった」
  8. そば屋の看板のはずが…… 雪で“別の店”みたいになってしまった光景が北海道の豪雪のすさまじさを物語る
  9. 幼少期から“ディズニー”大好きな2人→25年後…… まさかまさかの“現在”が話題 「映画のワンシーンのよう」
  10. 【編み物】淡い色の毛糸を時間をかけてひたすら編むと 芸術品のような仕上がりに脱帽「美しすぎる」