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漫画「コトコトくどかれ飯」に「女くどき飯」作者が怒りのツイート 「設定もタイトルもパクリ」と指摘 → 編集部は「まねたものではない」

「女くどき飯」と「コトコトくどかれ飯」。確かにタイトルやコンセプトは似ていますが……。

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 講談社「ハツキス」で新しくスタートした漫画「コトコトくどかれ飯」に対し、一部で「パクりではないか」との声があがっています。

 指摘したのは、Web漫画「女くどき飯」をぐるなびで連載中の漫画家・峰なゆかさん。「コトコトくどかれ飯」の存在を知ると、Twitterで「設定もタイトルもさすがにパクりすぎ」「おかしいだろ!」などと怒りのツイートを連投します。

「設定もタイトルもさすがにパクリすぎなのでは」
「おかしいだろ!!!!!!!!!!!!!」

 峰さんの「女くどき飯」は、峰さんが毎回デートに行きたい男性を募集し、デートの様子をレポートするというエッセイ漫画。一方、「コトコトくどかれ飯」は、“主人公・琴子が淡く口説かれる様子が、実在する店で供される食べ物を交えて描かれていく”(コミックナタリーの紹介文より)というもの。内容については、かたやエッセイ、かたやフィクションとそれぞれ明確な違いがあるものの、峰さんは「作品のコンセプトとタイトル」がパクリであるとし、ハツキス編集部にもリプライを送り説明を求めました。

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「編集部側のご意見をお聞かせください!!!」
「法的には問題のない範囲でのいやがらせをしていくことに一生を捧げるしかないのだろうか」

 今のところハツキス編集部側からコメントなどは出ていませんが。編集部に問い合わせたところ、「『コトコトくどかれ飯』に関してはフィクションであり、内容的に『女くどき飯』をまねたものではないと思っております」との回答。ただ峰さんには「誠意を持って対応したい」としており、近日中に会って詳細を説明するとのことでした。

 一方、もう1人の当事者である「コトコトくどかれ飯」の作者・田所コウさん(と思われるアカウント)は8月15日、Twitterで峰さんに対し「嫌な思いをさせてしまい本当にごめんなさい。心からお詫び申し上げます」と騒動について謝罪。また「すでに編集の方にも連載の辞退をお伝えしてあります」と、連載辞退の意思も表明しました。ただ、これについては「自分がこの企画にあっていない」と感じたためで、あくまで「本件(似ている似ていないの件)とは関係のない事です」と後に補足しています。

「すでに編集の方にも連載の辞退をお伝えしてあります」
「心からお詫び申し上げます」
「言葉足らずでした」
「連載を辞退したのは(略)本件とは関係のない事です」

 編集部によると、連載継続について現時点では決まっておらず「峰さんとお話ししたうえで検討したい」とのこと。峰さんもその後「やっと講談社から連絡がきましたので、近日中に話し合いをしまーす!!!!」とツイートしており、最終的な判断が下されるのはその後ということになりそうです。

 なお実際の作品内容についてですが、タイトルやコンセプトについては「確かに似ている」など共感する声もあったものの、両作品を読み比べた人からは「問題ないと思った」「全然似てない」といった感想もあがっています。

「やっと講談社から連絡がきましたので、近日中に話し合いをしまーす!!!!」

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