タッチパネルの革命キタコレ! キーボードにもペンタブにもなる感圧マルチタッチ「Sensel Morph」
これめっちゃ未来感じますわ!!
こ、こ、こ……これは欲しい!! SenselというスタートアップがKickstarterで資金調達中のマルチタッチ入力デバイス「Sensel Morph」が注目を集めています。高精度の感圧マルチタッチパッドで、なんと本物の絵筆でお絵かきができちゃいます。さらに表面のシートを取り替えればQWERTYキーボードにも楽器にもDJコントローラーにもなる! そしてPCでもタブレットでも使える! なにそれめっちゃ楽しそう!!!! プロジェクト公開初日に早くも目標の6万ドルを調達し、記事執筆時点で11万ドルを突破。どんどん金額が伸びています。
パッドの内部には4000段階以上の感圧検知能力を持つ感圧素子を1.25ミリ間隔で敷き詰めており、特許取得済みの圧力グリッド技術でタッチを繊細に検出します。材料工学の学者とともにチューニングしたポリマー層を採用して圧力の検出精度を高めるなど、かなりデバイスを作りこんでいるようですね。実際、動画でも絵筆の軽い接触をしっかりと検知している様子が分かります。
感圧面にさまざまなシートを張り付けて、機能を変更できるのも魅力的。QWERTYキーボードのシートを取り付ければ文字入力に使えますし、ピアノシートを取り付ければ鍵盤としても使えます。またSensel Morphを連結して使うこともできるので、グランドピアノのようにずらっと鍵盤を並べることも可能です。お絵かき用のシートであれば、ショートカットキーをセットにしたようなシートもあるみたいです。アート、音楽、ゲーム、テキストタイピング──シートの数だけタッチパッドの使い分けができるなんて……便利! しかも繊細な圧力検知機能付きですよ奥さん!!
Bluetooth LEでiOSやAndroid端末に接続できるほか、USBケーブルでPCとも接続可能。またArduinoとの有線接続にも対応しているとか。うーん、この接続先の自由度も魅力的ですね。「タブレットとPCの双方に対応したペンタブあったらいいのに……」なんて思ってたんですけど、まさにコレです。
そんなこんなで何やら面白そうなSensel Morphですが、対応アプリが増えるかといった将来性は気になるところ。同社が提供するAPIを使って対応アプリが開発できるようです。Kickstarterでのプロジェクトが現在の勢いに乗って大きな注目を集めれば、アプリ開発者からの注目も高まりそうですね。
ちなみに、お絵かき好きな読者も多いねとらぼ的には、イラスト用途での使い勝手が知りたいところです。絵筆の部位ごとに変化する圧力をキャンバスに反映できるようなアプリが出てきたら、デジタルイラストの表現力が一段上がるかもしれませんね。感圧タッチだとペンのホバリングを検知できないと思われるのですが、そのあたりは使い勝手にどう影響してくるんでしょうか……むぅー、使ってみたい!
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