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寝そべるとリニア新幹線にトランスフォーム ゆるキャラ「リニー君」が斬新すぎるとTwitterを爆走中

奈良市非公認ゆるキャラ・リニー君。誕生経緯もゆるゆるでした。

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 寝そべると全身がリニア新幹線の姿形になる、奈良市の非公認ゆるキャラ「リニー君」がTwitterをざわつかせています。リニアの頭部のモチーフを頭と足元に装着し、「気をつけ」状態で横たわると、リニアそっくりに変身。正面にはローラーが付いていて、背中に子どもを乗せて走れるまさかの走行機能も備えています。

寝そべってリニアと化するゆるキャラ「リニー君」(画像提供:奈良市リニア推進課 以下全て同じ)
歩行モード。後ろの頭部を引きずって移動

 Twitterでは斬新なスタイルに「普通にヤバイ」「シュール過ぎる」と驚愕の声が相次いでいます。「こっちには歴史に加え、鹿にリニー君がいる」「せんとくん→リニー君の勝利の方程式」など、奈良のニューカマーとして受け止める人も。

正面にはローラーが付いていて、子どもを乗せて走ることも
奈良市長と対面したときの様子

 奈良市リニア推進課によると、「リニー君」は2015年5月に市開催の鉄道イベントに突然登場。自作のリニアコスプレで子どものハートと大人の目を奪います。以降は、東京~大阪間で進んでいるリニア中央新幹線の計画において、奈良市への新駅誘致を盛り上げようとイベントに出演。もともとの誘致の公式キャラ「りにまね」と2ショットを披露するなど、リニア新駅の実現へ市と手と手を取り合っているようです。

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奈良市リニア誘致の公式キャラ「りにまね」と2ショット

 「リニー君」は、最初から奈良のリニア新駅誘致を応援しようとしていたわけではありません。

 中の人は、大阪で自営業を営む42歳男性の森山風如さん。昨年のハロウィンからコスプレにハマり、12月にはクリスマスツリー、正月には鏡もちと、手作り衣装に身を包んでは大阪のテレビ局の生中継に映り込もうとする日々を送ります。その姿を「ブレイクしそうですね」と励ましてくれたお天気アナウンサー・斉藤雪乃さんが、5月に奈良市の鉄道イベントで司会するとの情報をキャッチ。気を引きたい森山さんは「リニー君」のコスプレを完成させ、会場に駆けつけたのでした。誕生経緯が一番ゆるゆるだったという。

 また、同イベントで奈良市リニアファン倶楽部部長に就任した三戸なつめさんから「一緒に奈良をもりあげよう」と言われたのを機に、誘致活動へ積極的に。次第にリニア新駅の設置は奈良市がふさわしいと考え、とうとう斉藤さんや三戸さんが出演しないイベントにも参加するようになります。

 「イベントのオファーも受けるようになったので、リニアの知識をつけないとと勉強すればするほど、奈良にリニアの新駅ができれば……と思いが湧き上がりました」と森山さん。8月17日には日本テレビの深夜番組「月曜から夜ふかし」でも取り上げられて注目を集めます。趣味で始めたことが大きな反響を呼んでいることに戸惑いもあるらしく、「今日(8月26日)は原点に戻ろうと思って、リニアのコスプレで大阪のお天気中継に映り込んできました」と、コスプレへの情熱も忘れません。

「月曜から夜ふかし」にも出演を果たす

 「ほかのコスプレに力を入れながらも、今後も『リニー君』として誘致活動も続けたい」とのこと。スーツは新たに改良し、膝へローラーを取り付け、ゴールを決めたサッカー選手が芝生をすべるような動作も可能にしました。8月28日には北葛城郡王寺町の「りーべる鉄道フェスティバル」と、今後もさまざまなイベントに登場する予定です。

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記事掲載時、正式には「リニアのコスプレで大阪のお天気中継に映り込んできました」であるところを、「リニア以外のコスプレで大阪のお天気中継に映り込んできました」とするなど、不適切な箇所が複数ありました。訂正してお詫び申し上げます。

黒木貴啓

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