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1時間500円で駄菓子100種類が食べ放題! 駄菓子をつまみにお酒が飲める「放課後バー A-55」に行ってきた

まるで子供時代にタイムトリップしたみたい!

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 駄菓子。子供のころに、誰しも食べたことがある食べ物だ。つい食べ過ぎて怒られた方も多いのではないだろうか。この魅惑の食べ物「駄菓子」が食べ放題というユニークなお店が大阪にあると知り、大阪まで行ってきました!

 JR大阪駅から徒歩10分。怪しげな街並みを通り過ぎた先、ビルの4階に「放課後バー A-55」はある。

 エレベーターが開くと、「懐かしい!」とつい声に出してしまうグッズの数々が目に飛び込んでくる。

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入り口にはガチャガチャやジャンケンマンが!
小さい時にばっちり使っていました

 さらにお店に足を踏み入れると、いたるところに懐かしい物の山、山、山!

このワクワク感……!
壁を見ているだけでもとても楽しい

 店内には漫画や本、オモチャなどがところ狭しと置かれていて、お客さんたちがわいわいと遊んでいた。

「もちもちの木」などの絵本や「りぼん」や「ちゃお」といった雑誌も豊富

 この「A-55」は、1時間500円で約100種類の駄菓子・アイスが食べ放題というシステム(ドリンクは別)。私は今回一番人気のラムネを注文。ソフトドリンクだけでなくアルコール類も豊富で、おつまみ系駄菓子と一緒に飲む方も多いそうだ。

メニューも遊び心たっぷり
ラムネと一緒にあるのはミロ、これまた懐かしい!

 メインの駄菓子やアイスは自由に持ってくることができる。取りに行くと種類の多さに圧倒された。やはり人気の駄菓子はうまい棒やキャベツ太郎、プチプチ占い、ミックス餅といった定番のものらしい。

 これほど種類があると、「どれにしようかな」「これ昔食べたことある」といったやり取りを、友達同士でするのも楽しそうである。

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思わずテンションが上がる
宝の山ですわ……

 駄菓子を食べながら、どうしてこのお店を始めたのか、店長さんにお話をうかがった。

「もともと何かお店をやりたいという思いはあったのですが、カラオケで懐かしい歌を歌っている時の共有感を突き詰めていったらこうなりました。それにお店を出すなら、お店やお客さん同士で仲良くなるお店にしたいなと思って。ただ、うちは駄菓子食べ放題だけが売りではなくて、“放課後バー”という空間を含めてトータルで楽しんでもらうお店にしたいと思っています。お店にいると、子供のころのお金持ちの友達の家に来たみたいだとお客さんに言われたことがあります(笑)」(店長)

 確かに、共通の話題として「駄菓子」だったり「懐かしい」ということがあるだけで、相手に対する親近感が違うし、知らない人と話しやすいと思えてくる。

 店にある多くの小物は、オークションやフリーマーケットで購入。さらにはお客さん自身が小さい時に集めていたものを寄贈してくれることもあるらしい。

店内には黒板も
右端は「ナニワのモーツァルト」こと関西が生んだ音楽家であるキダ・タロー氏。関西ローカルネタも要所に仕込まれている

 入口にある年期が入ったランドセルは、店長さんと妹さんが実際に使っていたもの。最近は制服や学ランもそろえ、お客さんが自由に着て楽しむこともできるそうだ。

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巾着袋よくぶら下げて歩いていました

 さて、お腹が空いたところで、フードメニューを見た。数多くあるフードメニューでは、一番人気なのは揚げパン。鉄板です。

居酒屋メニューも豊富

 だが今回は、店長さんイチオシのミルクせんべいを食べることにした。これ、大阪においてはメジャーな食べ物らしい。ちなみに、記者の地元である名古屋では一切見たことがない。

くじでせんべいの枚数が決まる
これがミルクせんべい。練乳をかけて食べるのだそう
大阪の夜店やたこ焼き屋さんでは置いてあることが多いのだとか

 まず、お箸のくじを引いて、箸の先端の色でせんべいの枚数が決まる。次に、せんべいに練乳をかける。最後に、それをまとめる。これで完成だ!

 そう、ミルクせんべいとはピンクや緑や黄色の色がついた味のないせんべいに、練乳を塗って食べる物だそうだ。梅ジャムやソースかけは知っていたが、せんべいにミルクをかけるとは! 恐る恐る食べてみたところ、ふわふわのせんべいに練乳の甘みが加わってなんとも不思議な食感だった。せんべいの枚数が増えたら噛みきれるか少し不安だが、食べ歩きには良さそうだ。

 最後に、お店の名前「A-55」の由来について聞いてみた。仕事終わりに行こうぜということから、アフターファイブ(After 5)にゴー!(5)で「A-55」だそうだ。奥が深い。

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 大人の秘密基地「放課後バー A-55」で、童心に返るのもたまには良いかもしれない。

イケメンの店長さんと優しいお姉さんが迎えてくれるよ!

幸和あいき

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