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ベルギーのリエージュ劇場、IOCへの訴訟を取り下げ
IOCが声明を発表しました。
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2020年東京五輪の大会エンブレムをめぐり、ベルギーのリエージュ劇場がこのたび、国際オリンピック委員会(IOC)に使用差し止めを求めていた訴えを取り下げました。
同劇場は今夏、アートディレクターの佐野研二郎さんがデザインしたエンブレムが劇場ロゴに酷似していると指摘があったことから、IOCに対してエンブレムの使用差し止めを求めていました。しかし、IOCが提出した証拠を精査した結果や、同エンブレムの白紙撤回が決まったことから、著作権違反ではないと判断したそうです。
ただ、劇場とともに提訴したデザイナーのオリビエ・ドビ氏は、訴訟を続ける意向を示しており、裁判が9月22日にスタートしています。
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