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サルの自撮り写真、著作権はサルへ 動物愛護団体PETAが米で訴訟
動物に財産権は認められるのか。
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動物愛護団体PETAが9月22日、「サルの自撮り写真の著作権はサル自身にある」としてアメリカの連邦裁判所に訴訟を起こしました。
対象にしているのは、イギリスの写真家デイビッド・スレスターさんが2011年に公開したサルの自撮り。こちらはインドネシアを訪れていたデイビッドさんがカメラから離れていた隙にサルが撮影したもので、当時大きな話題になりました。
同写真については、Wikipediaに投稿されたものをデイビッドさんが「著作権は自分にある」として削除を求めるも、ウィキメディア財団が「パブリックドメイン」だとして拒否し(cf.削除依頼ページ)、米著作権局が「動物や植物が作成したものは著作権を持つことはできない」と見解を表明してきた経緯があります。
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PETAは今回、「米著作権法では動物が著作権を持つことを禁止していない」と主張。訴訟が成功した場合は、動物に財産権が認められる初のケースになるとしています。
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