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英会話ロボット「Musio」2016年春、日本発売へ 専用教材やスマート家電との連携も

ヒノキでできたMusioも登場。

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 クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で目標金額の201%を達成した「Musio」の製品発表会が、11月18日日本で初めて開催された。「Musio」は、英語教育用ロボット。顔認識機能・Web検索機能・会話内容推測機能・会話記憶機能などが搭載されており、独自の英語学習エンジン「Muse」を備えている。

 Musioは英語でおしゃべりする会話型ロボット。英語でコミュニケーションができるようになることを一番の目的とし、テキスト入力ではなく音声による会話に軸を置いている。

 ヒトがMusioに話しかけると、Musioはその言葉に応じて独自のエンジン「Muse」から返事となるデータを取得、なければWebにアクセスして答えとなる回答を見つけるという。デモでは、話しかけると長時間待つことなく返事が返ってきて会話が成立していたが、実際にも大きな遅延はなくデモと同じように会話できるとのこと。

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 ただし、発音には非常に敏感。「正しい英語環境を」とのビジョンからか、現段階ではネイティブでないとなかなか認識するのが難しい。しかし、連携サービスのデータを変更すれば発音精度の調整は可能だという。

デモの様子1

 またMusioには専用教材があり、それら教材にMusioのお友だち「Sophy」を接触させることで学びの幅を広げることができる。通常の英語テキストのような穴埋め問題から絵本を見ながらの勉強、カードを使うなど飽きさせない工夫がされている。目を凝らすと、それら教材には小さな黒い点が付いており、その点を読み取ってSophyとMusioが通信しているようだ。スマートフォンの専用アプリと連携し点数を表示することもでき、友人と競い合うことも可能。

デモの様子2

教材

目を凝らすと、教材に黒い点が

複数の教材が用意されている
デモの様子3

 イメージ的には、Siriにハード部分が付いて従来の紙媒体と連携できるようになったといったところだろうか。スマート家電との連携も一部実現しており、今後進めていきたいとしている。


登壇するヒノキでできたMusio

 Musioの開発拠点はアメリカ及び韓国。2016年の春の日本発売を目指し、先月日本法人を設立している。事前予約での価格は日本円で7万2000円。発表会では日本でのオリジナル版としてヒノキでできたMusioも公開された。

太田智美

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