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2016年までに大学入試センター試験で高得点をマークすること、そして2021年度の東京大学入学試験突破をベンチマークとして掲げ、現在開発が進められている人工知能「東ロボ」君が、センター試験模試の偏差値57.8という好成績を残しました。5教科8科目の合計で全国平均416.4点のところ、東ロボくんは511点。残念ながら東大合格にはまだ及びませんでしたが、これは私立大学の441大学1055学部、国公立大学でも33大学39学部において合格可能性80%以上の成績に相当するとのこと。
東ロボくんは1980年台以降細分化され続けてきた人工知能分野の研究を改めて統合し、新たな地平を目指す事を目的とし生み出された人工知能。今回のセンター試験模試での好成績により、ベンチマークとして掲げる東大合格に大きく近づいた形となりそうです。
ちなみに、国立情報学研究所のニュースリリースによると人工知能とは言え得意な科目はあるらしく、数学I・Aは偏差値64.0、数学II・Bは65.8、世界史Bは66.5と「数学と世界史が得意な人工知能」として育っているもよう。反面、国語、英語、物理などは苦手で特に英語のリスニングは偏差値40.5と苦戦しているようです。
(イッコウ)
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