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筑波大学、特別支援学校の体育館を改修 大型床面プロジェクション・マッピング装置を設置し「ミライの体育館」運用

今後約5年間をかけて活用する。

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 筑波大学は附属大塚特別支援学校の体育館を改修し、床面や道具などにプロジェクション・マッピングを行うための設備を備えた体育館「ミライの体育館」の運用を始めたことを発表した。

 「ミライの体育館」では子どもたちの動作や集団行動を計測するためのカメラなどを設置。ウェアラブル機器と連携し、それらに合わせてプロジェクション・マッピングを行う。

 この取り組みは発達障がいのある子どもたちの表現力を養うための学際研究の一環。子どもたちの社会的な行動を見守りながら最先端の情報工学・発達心理学・医学における研究を行うため国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)などとともに、今後約5年間をかけて活用・研究していく。

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 他人の表情を理解し交流することが困難な子どもたちの行動を支援するなど、この体育館が教育の推進に大きく貢献することが期待されている。

太田智美

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