ニュース

約4億2500万円の出資を集めていた小型ドローンプロジェクトがとん挫 Kickstarterが調査に乗り出す

フリージャーナリストを雇って独自調査を行う予定とのこと。出資者の心境やいかに……。

advertisement

 Kickstarterで出資金230万ポンド(約4億2500万円)以上を集めていた超小型空撮ドローン「ZANO」のプロジェクトがとん挫した事態を受けて、Kickstarter側がフリージャーナリストに委託し、独自調査を行うことを明らかにしました。

ZANO(Kickstarterページより)

 「ZANO」はスマホで操作できる手のひらサイズの超小型空撮ドローン。自動追尾などさまざまなモードやジェスチャーコントロール、帰還機能などが搭載されていることを強調し、最終的に1万2075人から出資を募っていました。

 しかしながらプロジェクトを率いてきたTorquingグループのイヴァン・リードマンCEOの辞任をはじめとし、1万5000台を越えるオーダーに対して出荷された数は600台だったことや、多くの機能が実現されておらず、ほとんどの機能が構想段階であることも判明。出資者からは返金要求などの声があがっていました。

advertisement
委託されたフリージャーナリストのコメント

 これに対し、Kickstarter側も「今後の運営と信用問題に深刻な影響を与えかねない」とし、調査に乗り出すことを表明。フリージャーナリストであるマーク・ハリスさんに委託し、真相を明らかにする構えです。

 マーク・ハリスさんは「個人的にクラウドファンディングは特に技術分野での革新を生み出し、活性化させる場であると信じているが、高望みや誇大広告、技術的な大混乱、想定外の市場に、粗末な経営実態などで人々が被害をこうむることも少なくない」とコメントしており、今後数週間以内にプロジェクトにかかわった人々に調査を開始するとのこと。

高城歩

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  2. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  3. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  4. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  5. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  6. 毛糸でフリルをたくさん編んでいくと…… ため息がもれるほどかわいい“まるで天使”なアイテムに「一目惚れしてしまいました」「うちの子に作りたい!」
  7. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  8. 「釣れすぎ注意」 消波ブロック際に“カツオを巻いた仕掛け”を落としたら…… 驚きの結果に「これはオモロい!!」「こんなにとは」
  9. 【今日の難読漢字】「男衾」←何と読む?
  10. 餓死寸前でうなり声を上げていた野犬を保護→“6年後の姿”が大きな話題に! さらに2年後の現在を飼い主に聞いた