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誰でも小説のあらすじを作れる芝浦工業大学の「ものがたりソフト」が進化 小説でよく使われる表現を例文で表示

公開が待ち遠しい!

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 芝浦工業大学は、情報工学科の米村俊一教授と作家の中村航さんが共同開発中の小説執筆支援ソフト「ものがたりソフト」の新版をを発表しました

 このソフトは2014年に発表したもの(関連記事)の改良版。従来ソフトは画面に出る「主人公の特徴は」「物語のメインとなる行動は」「登場人物の心境は」などの質問に沿って答えを入力していくことで、物語のあらすじを作れるというものでしたが、語彙(ごい)や経験が乏しい初心者には利用が難しかったとのこと。これを受けて改良版では「文節単位で表現を例示」「あらすじの文型を表示」「章構成を表示」を搭載しています。

新システムの操作画面(芝浦工業大学HPより)

 新システムでは小説の中でよく使われる表現を例文として表示し、例文から選んで文章を組み立てられます。また、あらすじを13行にまとめるという制限を設けることで、必要以上のアイデアを書き込んでまとまらなくなるという問題を解決。さらにあらすじの起承転結を色分けして表示することで、全体のバランスを見ながら創作できるようになりました。

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従来システムの操作画面(芝浦工業大学HPより)

 同ソフトは現在も改良中で、公開は未定とのことです。

笹原新之介

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