物議かもした「スター・ウォーズ」上映前の「ONE PIECE」映像 観てきた人の反応は? 「気にならなかった」「イライラする」
「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の公開前に批判が出た、上映前の「ONE PIECE」映像。実際観てきた人の反応は。
映画「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の公開前にネットで批判が続出していた、TOHOシネマズが本編上映前にアニメ「ONE PIECE」と「スター・ウォーズ」とのスペシャル映像を流す取り組み。とうとう12月18日に同作が封切りとなりましたが、ONE PIECEの映像に対しTwitterでは否定意見だけでなく「思ったほど気にならなかった」と擁護(ようご)する意見も多くつぶやかれています。
映像とは、アニメ劇場版「ONE PIECE FILM GOLD」の予告編となる約30秒のスペシャル映像。ルフィたち海賊団が「スター・ウォーズ」のコスプレで登場し、映画館に「スター・ウォーズ」を観に行く内容です。全国のTOHOシネマズおよびT・ジョイ系列の劇場でのみ(一部店舗を除く)、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の本編前に予告映像の1つとして流れます。
この企画が12月15日に告知されたところ、ネットでは「『スター・ウォーズ』と関係ない」「邪魔」と非難の声が相次ぎました(関連記事)。告知文には「ルフィが『スター・ウォーズ』へ、エールを贈るスペシャル映像の上映が決定しました」と書かれていたため、「むしろエールを贈られる立場だと思うのだが……」「何様だよ」と表現に反感を抱いた人も。もともと配給元のディズニーが世界観を損ねないよう映画冒頭にディズニーロゴを入れない配慮を見せたことなど、いろいろな要素が相まって不満が続出しました。
フタを開けてみたところ、Twitterでは実際に観に行ってきた人から「気にならなかった」という意見が散見できます。「上映前の番宣自体長いから特に普通だった」「始まる直前とかには流れなかったので、まぁ許せる範囲かと」などなど。
筆者はたまたまONE PIECEの映像が上映されないTOHOシネマズ店舗で同作を鑑賞してきたのですが、本編前の予告映像は全部で30分ほど(長い)。ライトセーバーのおもちゃや腕時計のCMなど、広告色の強い映像が次々と登場しました。こうした中でONE PIECEの映像は本編直前ではない中盤辺りに流れており、ほかの予告と変わらない立ち位置で受け止めた人が多かったようです。
一方でやはり不満を漏らす人も。「見る前は騒ぎすぎだろどんだけ神経質なんだよと思っていたが、実際見てみると予想以上に気持ちを冷めさせてくれました」「一切スターウォーズって単語を発しないのに、キャラはコスプレしてる。イライラする」と、受け入れられないという批判もあります。ダース・ベイダー風のコスプレをしたウソップが「I am your father」と発言するなど、作品への想いが強いファンには「無理」という人もいることでしょう。
賛否両論のONE PIECE映像ですが、ネットでは「どこで見られるの?」「字幕版では流れないらしい」など情報が錯綜(さくそう)している様子。見られるのはTOHOシネマズおよびT・ジョイ系列の映画館の中でも、「ONE PIECE FILM GOLD」公式サイトに載っている店舗のみとなります。TOHOシネマズに確認したところ、該当店舗では字幕版でも日本語吹き替えでもどちらでも流れるそうです。
気にするも気にしないも人それぞれ――各々に合った映画館を選んで、良い「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」のひとときを。
(黒木貴啓)
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