中身が「せんべい」だった東芝本社そばの不審な一斗缶　「かりんとう」なのではないかとの指摘があったので署に確認してみた

　12月21日朝、東京都港区の東芝本社ビル近くの公園脇の植え込みで紙袋に入った不審な一斗缶が置かれていると、警視庁の爆発物処理班が出動。その後、「せんべいの詰め合わせ」だったことが判明して話題となった事件で、ネットの一部では「せんべい」ではなく「かりんとう」なのではないかとの推測が拡散されました。

　事件を伝える朝日新聞写真部のツイートは約2万8000RT、約1万5000のいいねを獲得。緊迫した事態から一転、ほっこりする結末に人気を集めていました。

　すると、一斗缶の色や中身の色などから宮城県岩出山名物の「おおくぼのかりんとう」なのではないかと推測するツイートが頻出。見つかった紙袋が同じく宮城県の銘菓「萩の月」のものだったこともあり、説得力があるとしてこちらも話題になります。

　これは気になる。せんべいなのか、かりんとうなのか……。中身の安全が確認され、捨得物として三田署が保管されているとのことなので、問い合わせてみました。

　かりんとうなのにせんべいと報道されてしまい、落とし主が自分のものじゃないと判断してしまったらかわいそうじゃないですか。担当者にその旨伝えると「せんべいです」と即答。もしかしたら形がせんべいっぽいかりんとうなのではないかと食い下がったのですが「せんべいです」とのこと。商品名なども確認したのですがそれは教えることはできないそうです。

　というわけで、「せんべい」でした。