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西之島、火山活動が低下か 新たな溶岩流は確認できず

火山活動は収まってきているとみられます。

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 海上保安庁は25日、西之島の火山活動が全体的に落ち着いている可能性があるとの見解を発表した。

 航空機による観測では火口からの噴火は認められず、熱計測の結果では白い噴気は確認できたものの、以前は高温だった火口底は20度前後まで低下していた。11月に行われた観測から新たな溶岩流は確認できず、面積もほとんど変化がないとのこと。

火砕丘と火口の様子(12月22日海上保安庁撮影)

 東京工業大学火山流体研究センターの野上健治教授は、「変色水域の色がここ数カ月と比べて褐色で濃かったことから海面下での熱水活動は継続しているものと考えられるが、調査中に噴火が認められず、火山ガスの放出量も明瞭に減少しており、火山活動が全体的に低下しているものと考えられる」とコメントしている。

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火口周辺域の熱画像の比較(左が今回、右が前回)
変色水域の分布
西之島の噴火、落ち着いた?

 噴火は確認できなかったが今後も噴火による影響が及ぶおそれがあることから、西之島および島の半径4キロの周辺海域への航行しないよう呼びかけている。

 西之島は2013年11月20日での海上で起きた噴火で島の形成が確認されて以降、拡大を続け東京ドームの約56倍の広さに達していた。

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