ガチャ炎上中の「グランブルーファンタジー」が謝罪 ユーザーからは「謝罪になってない」「そこじゃない」などの声も
謝罪コメントは出たものの、ユーザーの怒りは依然として収まっていないようです。
ソーシャルゲーム「グランブルーファンタジー」が炎上していた件で、運営は1月8日、ゲーム内で「お客様には混乱を招きご不快な思いをさせてしまいましたこと、重ねて深くお詫び申し上げます」と謝罪しました。ただ、謝罪に伴う補填などは発表されておらず、ユーザーからは「謝罪になってない」「そこじゃない」などの声もあがっています。
炎上の原因は、年末年始のガチャイベントで提供されていた「アンチラ」というキャラクター。このキャラクターの出現率が非常に低く、アンチラ狙いのユーザーが次々と爆死(大金をつぎ込んでも引けないこと)したのがそもそものきっかけでした。
また、他のキャラクターに比べて出現率が低く設定されている(ユーザーのガチャ報告などからの推測)にもかかわらず、その旨を事前に表記していなかったことも問題に。「アンチラが他のキャラクターと同じ確率で出ると誤解させる」として、ユーザーからは「有利誤認にあたるのではないか」との声があがっていました。
加えて、同時期に実装された新キャラクター「ベアトリクス」の性能表記が実際の性能と異なっていたり、また「アンチラ」と他のガチャキャラクター両方をそろえることで、ゲームを有利に進められる「クロスフェイトエピソード」と呼ばれるイベントが発生することなども問題に。前者は優良誤認、後者はいわゆるコンプガチャ規制に抵触するのでは――といった指摘も寄せられ、一部ユーザーの間では、消費者庁に通報したり、返金を求めたりといった動きも起こっていました。署名サイトChange.orgでは、運営会社に立入検査を求める署名も立ち上がっています。
こうした動きを受け、「グランブルーファンタジー」運営は8日、レジェンドガチャの出現率アップ表記と、ベアトリクスの性能表記についてゲーム内でコメントを発表。「お客様に大変ご不安の念を抱かせてしまっておりますこと、先ずお詫び申し上げます」と謝罪したうえで、「出現率アップ表記」については、「出現率アップの値は、それぞれの武器ならびに召喚石ごとに上昇しています」、ベアトリクスの性能表記については、「(表記に)齟齬があったため文言表記の統一を図り」、実際のスキル効果に合わせて表記を修正したとのことです。
ただ、本当にアンチラだけ出現率が低かったのかについては言及されず、コンプガチャ疑惑のあった「クロスフェイトエピソード」についても特に触れられませんでした。今回の説明に納得していないユーザーも多く、Twitterでは「火に油を注いだだけ」「説明にも謝罪にもなってない」といった不満の声が依然として多く見られました。
関連記事
スマホ版「パワプロ」がガチャで炎上 対象キャラ排出されず、お詫び配布発表もユーザーの怒り収まらず
「詐欺じゃねえか」「金返せよ」といった声も。「パズドラ」クリスマスガチャ誤表記で全額補填へ 一方、一部ユーザーからは非難も 「当たらなかった人には返金なし?」
補填って難しい……。パズドラ「曲芸士」下方修正はなし 運営が正式コメント
ゲームバランスへの深刻な影響はないと判断したそう。スクエニ「ブレイブリーデフォルトPB」で内部データ流出 「ガチャ操作」疑惑にプロデューサーが緊急コメント
一部で騒がれた「ガチャの確率操作」については「一切ございません」と明確に否定した。「パズドラ」イラスト炎上で絵師・コザキユースケさんが謝罪 「ゴネれば修正」疑問視する声も
コザキさんの対応をめぐっては賛否両論ありました。非リアの俺氏が本気出す リア充を爆発炎上させるハイテンション討論バトルゲーム「ネットハイ」発売決定
闇のゲームだ(確信)。北朝鮮の金正恩が1人でアメリカ軍に無慈悲な鉄槌を下すアクションゲーム Kickstarterで資金調達中
北の将軍無双。全然結婚できません! リアルで世知辛い「人生ゲーム獄辛」発売 ネット炎上コワイ!
普通の幸せがほしいよぉ……。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.