「逆毛立てるで」「おう」「じゃあな」「え」　相方の頭を逆立てたあと放置して飛び去るカラスの様子がまるで4コマ漫画

　とある二羽のカラスの様子がまるで4コマ漫画のようだとTwitter上で反響を呼んでいます。シュールな展開にじわじわ。

　電線に止まってひと休みしているカラスが、横にいたもう一羽のカラスの頭をくちばしでわしゃわしゃっと逆立て、ツンツンヘアーに。何の抵抗もせずにヘアアレンジを受け入れている側のカラスがかわいらしい、とほっこりしていたのもつかの間。ひとしきり身を任せて頭頂部を逆立てられた後、何事もなかったかのように飛び去られてしまいます。茫然とした表情が絶妙です。ていうか、逆立てていったアイツは結局何がしたかったんだ！

　撮影したのは野鳥写真家でもある宮本桂さん。宮本さんが切り取ったカラスたちの生活は、そのまま4コマ漫画のテンプレになりそうな雰囲気です。

　カラスの生きる世界でもこのようなコミュニケーションが存在するのだと思うと、なんだか彼らの生活にだんだん興味がわいてきます。カラスは知能レベルが非常に高いとは知っていたものの、まさかコントのようなやりとりまでマスターしていたとは……。人間界の“お笑い”を脅かす日も近そう。それにしても、ほんと、アイツ何がしたかったんだろう。

（高城歩）