ニュース

貴婦人の髪を自分好みに盛りまくれるサイトをイギリスの博物館が公開 日本人に発見されたらヤバそう

盛るぜ盛るぜ超盛るぜ!

advertisement

 英・ロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館が、18世紀末にヨーロッパの貴婦人の間で流行した「盛り髪」をネット上で作成できる特設サイトを公開しました。

 かのマリー・アントワネットが生きた時代、宮廷では「いかに髪の毛を豪華に飾るか」が競われており、それが“美”として受け入れられていました。サイトによれば、盛るにあたってもちろん毛量が足りなかったので、人毛か馬の毛でかさ増ししていたのだとか。

 そして小麦粉で髪の毛に色をつけたり、豚脂で固めたり、中には羽根やリボンのみならず軍艦や扇子、砲台のオブジェを髪に飾る貴婦人もいたそうで……。“おしゃれ”は忍耐、我慢、独創性。他人と差をつけるべく奮闘した位の高い女性たちの心の内がしのばれます。エスカレートする流行に乗るのも一苦労。

advertisement
ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館のFacebook。クレイジー!
最初は普通の貴婦人。“おしゃれ”にしてあげましょう

 そんな貴婦人たちの髪を、雑学を学びつつ、自分好みに盛れるのが今回公開されたサイト「Design a Wig」。クリックやドラッグ・アンド・ドロップするだけで、「これは無い」と思うほどの作品が作れます。

 もくもくと増殖する髪に飾り付けるための船や扇子などのアクセサリー、色のついた小麦粉、全てが用意されているので、気分はさながら当時の宮廷や貴族の専属ヘアデザイナー。

盛るぜ―! テーマはアムール(愛)だったのに、「まどマギ」の魔女っぽくなってしまった
とりあえずアクセサリー全部乗せてみましたバージョン
おでん風
小麦粉で色を付けてみたり、串を表現したり

 できあがったヘアスタイルはSNSでシェアできます。当時の貴婦人の皆さん、「これは日本人に発見されたら楽しいことになるサイトだ!」と少しワクワクしちゃってごめんなさい。

 なお、センスがない筆者が試した結果、ついテンションが上がってファッションモンスターしか生み出せませんでした。18世紀末の人たちにめちゃくちゃ怒られそうですが、逆に受ける可能性もあり、希望は捨てません。タイムスリップした際に宮廷や貴族のお屋敷で雇ってもらえるように精進したいです。

高城歩

advertisement

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 「ロッチ」中岡、顔にたっぷり肉を蓄えた激変ショットに驚きの声 「これ…ヤバいって」「すごい変身っぷり」
  2. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  3. 「東京チカラめし」約2年ぶりに東京で“復活” まさかの出店場所に驚き「脳がフリーズしそうに」
  4. 「今までなんで使わなかったのか」 ワークマンの「アルミ帽子」が暑さ対策に最強だった 「めっちゃ涼しー」
  5. 「ヒルナンデス!」で道を教えてくれた男性が「丁(てい)字路」と発言 出演者が笑う一幕にネットで批判続出
  6. 大谷翔平がエスコート 真美子さん「ドジャース奥様会」に再び登場で頭ひとつ抜き出る
  7. 16歳お姉ちゃんと0歳弟、赤ちゃんが泣くとすぐに抱っこして…… 愛をそそぐ姿に「愛しさ溢れてて号泣」「いいね1万回押したい」
  8. 「新紙幣出てきたんだけど」 レジで“千円札”見た若者がポツリ→まさかの正体にショック広がる 「そうだよねえぇ」
  9. 川をせき止めるほどのゴミ→ボランティアがを徹底的に掃除したら…… 見違える変化に驚き
  10. 地元民向け“バリカタ仕様”の袋麺だと思ったら……思わぬ落とし穴に「トラップ仕掛けられてる」「自分も引っかかった」