青森県知事、学校訪問でラブライブ「にっこにっこにー」を決め伝説となる→県「実は各校で決めています」
元気が出るポーズとして各校に布教中とのこと。
青森県の三村申吾知事(59歳)が、県内の学校訪問の最後に全校生徒の前でアニメ「ラブライブ!」でおなじみの決めポーズ「にっこにっこにー」を決めて帰っていった、というツイートが話題になっています。県の企画政策部広報広聴課に確認したところ事実で、しかもここ最近は学校訪問のたびに生徒とみんなで「にっこにっこにー」するのが定番になっているとのこと。にこ推しのみんな、青森へ移住する準備はできたかい!?
「にっこにっこにー」とは、「ラブライブ!」のキャラ・矢澤にこがアイドルとして自己アピールする際の決まり文句&ポーズ。「にっこにっこにー」と言いながら、薬指と中指だけ折り曲げた両手を頭にくっつけます。ラブライバー(同作ファンの総称)なら誰でも知っている定番ポーズです。
三村知事が「にっこにっこにー」を披露したのは1月20日に県立百石高等学校で行われた「知事とのフレッシュトーク」にて。480人の生徒の前で、生徒側からの質問に知事が回答する意見交換会でした。
知事は最後に学生の将来について励ましのメッセージを送ったあと、「このポーズを取りながら『にっこにっこにー』と言えば、気持ちが楽になるし、前を向けるんです」と、最近ハマっているモチベーションを上げる方法として「にっこにっこにー」を紹介。悲しんだり落ち込んだりしたときはこれをやってくださいと、最終的に全校生徒みんなと合わせて「にっこにっこにー」を決め、記念写真を撮影しました。なにこの武勇伝!
Twitterでは同校の生徒とおぼしきユーザーが、学校に来た知事がお話の最後に「にっこにっこにー」をやって帰っていったという経緯をツイート。1日で4000回以上リツイートされるなど注目を集め、「知事すごいですね。大勢の前でできるなんて尊敬しちゃいます」「大勢の前でそれできるのに驚いたww 知事すごいな」と、全校生徒の前でやる度胸とノリの良さに賞賛の声が寄せられています。
広聴課によると、三村知事は昨年から上記のような会議を小中高あわせて11校で実施しており、毎回のように最後は生徒みんなと「にっこにっこにー」を決めているとのこと。Twitterには昨年の時点で「今日学校に県知事来たんだけどにっこにっこにー♪って全校生徒の前でやったからクソ笑った 良い知事だ一生ついてく」と、知事の「にっこにっこにー」を報告するツイートが数々と投稿されていました。学校の体育館で「にっこにっこにー」が鳴り響く青森県……いろんな角度でおいしくいただけますね!
2003年から青森県知事を務め、今年4月には還暦を迎える三村知事。どうして「にっこにっこにー」に執心しているのか広聴課に尋ねたところ、「詳細は分かりませんが、青森県がねぶた祭で『ラブライブ!』とコラボしたのがきっかけだと思います」と推測。昨年8月、青森県は“前ねぶた”として「ラブライブ!」とのコラボねぶたを製作したのですが(関連記事)、その出発式で知事は関係者たちと一緒に、公然の場で初めての「にっこにっこにー」を披露したそうです。
ネット全体では知事はラブライバーだという説も広がっていますが、実際に作品を視聴したことがあるかどうかは広聴課でも分からないとのこと。現在ねとらぼでは詳細を調査中です。
なんにせよ作中で星空凛や西木野真姫から白い目で見られたあのポーズが知事に笑顔を届けているのは間違いなく、「ラブライブ!」のアイドルコンテンツとしての魅力を物語っているようです。三村知事のご愛嬌にほっこりしつつ、青森県で局所的に「にっこにっこにー」の知名度が上がっているというシュールな状況にわくわくせずにはいれられません。
(黒木貴啓)
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