「カップヌードルは野菜」　日清、「カップヌードルベジータ」を野菜直売所で販売する暴挙に出る

　日清が、新商品「カップヌードル ベジータ 豚キャベツとんこつ」を、東京都練馬区にある8カ所の野菜直売所でも販売します。厚生労働省が推奨する1日に必要な量の3分の1の野菜を摂取できることから、「ほぼ野菜」として売りだすとのことです。「ほぼ野菜」とは一体。

　日清では同商品に対し、「野菜を育てる農家の方々に負けないくらい野菜に愛情と根気を持って向き合い、キャベツの量と味にこだわりをもっている」としており、「ほぼ野菜」としての自信を見せています。そしてその自信の結果が、野菜直売所での販売のもよう。どうしてこうなった。

　野菜直売所では、他の野菜と同じように陳列されるようです。採れたての野菜の中に並ぶ、カップめん……失礼、「ほぼ野菜」。何も知らずに訪れたお客さんは、どう思うのでしょうか。「『ほぼ野菜』だし今日はこれにするかー」と……なるのかなぁ。

　まあ米国じゃピザが野菜扱いですし、コンビニではパスタサラダがサラダのコーナーに並んでいますからね。野菜がたくさん入ったカップヌードルが野菜でも、問題ないのかもしれません。心情はさておき。

　「カップヌードル ベジータ 豚キャベツとんこつ」の価格は180円（税別）。全国の小売店と、練馬区にある8カ所の野菜直売所で販売中です。