ニュース

伝説の蒸気機関車「フライング・スコッツマン」復活 走る英国の至宝に全英興奮

「きかんしゃトーマス」か、「銀河鉄道999」か。

advertisement

 世界で最も有名な蒸気機関車として知られる「フライング・スコッツマン」が、2月25日、10年の歳月を掛けて復活した雄姿をお披露目し、全英の興奮を一身に集めています。


群衆が待ち受けるヨーク駅に到着する雄姿(画像はイギリス国立鉄道博物館ブログより)

 フライング・スコッツマン公式Webサイトによると、このフライング・スコッツマンは1923年製造。当時ロンドン‐エジンバラ間を8時間で結んでいました。


88年前、キングス・クロス駅にて(画像はフライング・スコッツマン公式サイトより)

 第二次世界大戦後、蒸気機関車時代の終息に伴い国鉄を引退したフライング・スコッツマンは、米国実業家の手に渡りアメリカで第2の人生を踏み出しましたが、その後再び英国に買い戻され、2004年に英国立鉄道博物館の所有となっていました。

advertisement

 英産業遺産の至宝の存続は、国民から幅広い支持を受け、2006年から420万ポンド(約6億6000万円)を投じた大規模な復元プロジェクトが開始。1960年代初頭の引退時と同じ濃い緑色に塗装され、車体番号60103で復活しました。


2015年、ワークショップで最後の仕上げ(画像はフライング・スコッツマン公式サイトより)

 ロンドン・キングスクロス駅から北部ヨークへの5時間の旅には、297人が乗車。駅のプラットフォームはもちろん、走る英国の至宝を一目見ようと大勢の見物客が線路脇にも詰めかけ、国を挙げての大にぎわいに。英国で鉄道事業を展開するヴァージン・グループ会長、リチャード・ブランソンさんも、歴史的瞬間に立ち会う喜びのツイートを投稿しています。

出発進行!

 Twitter上ではハッシュタグ「#FlyingScotsman」で盛り上がっているフライング・スコッツマン。どのツイートからもアツい興奮が伝わってきます。

これほど大勢の人出を見たことない!
フライング・スコッツマン復活のニュースが一面を飾る各紙
壮大なマシン!

田園を走る「フライング・スコッツマン」(画像はイギリス国立鉄道博物館ブログより)

 英国の線路上最古の現役機関車として記録を更新し、生きた展示物として新たな世代のファンを魅了し続けるフライング・スコッツマン。これからどんなロマンを見せてくれるのでしょうか。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  2. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  4. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  5. 夫「250円のシャインマスカット買った!」 → 妻が気づいた“まさかの真実”に顔面蒼白 「あるあるすぎる」「マジ分かる」
  6. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. 160万円のレンズ購入→一瞬で元取れた! グラビアアイドル兼カメラマンの芸術的な写真に反響「高いレンズってすごいんだな……」「いい買い物」
  9. 「情報操作されてる」「ぜーんぶ嘘!!」 175R・SHOGO、元妻・今井絵理子ら巡る週刊誌報道を一蹴 “子ども捨てた”の指摘に「皆さん騙されてます」
  10. 高2のとき、留学先のクラスで出会った2人が結婚し…… 米国人夫から日本人妻への「最高すぎる」サプライズが70万再生 「いいね100回くらい押したい」