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みんなに大人気のギャルがいるって本当ですか? 「おしえて!ギャル子ちゃん」ギャル子ちゃんに恋をしちゃうあのキャラに花束を

ギャル子ちゃんに「がんばれ!」って言われたら数年はがんばれます。

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オタクの間でギャルが人気って本当ですか?

 今アニメ・マンガファンの間で、ギャルキャラクターが、かつてなかったほど愛されていると思う。「アイドルマスター シンデレラガールズ」の城ヶ崎姉妹とかそうですね。

 そもそも、かつて「ギャル」が苦手だったオタク男女は、正直多かったと思う。学校の中や街の中を、自由気ままに闊歩し、きらびやかなスタイルで決め、大きな声でしゃべっている様子。気後れしてしまう。

 ギャルゲー・エロゲーのヒロインを見ると、「明るくて軽い子」はいても、ガチギャルはいませんでした。特に黒ギャル全盛期。マンガやラノベだと、ヤンキーと並んで「主人公を指さして笑う」みたいな、どうにもよろしくない立ち位置に据えられがちでした。

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 しかし、21世紀の今は違う。

 ギャルというのは、自由にのびのび生きている、魅力的な子ではなかろうか?

 それを体現している金字塔が、「おしえて!ギャル子ちゃん」の、ギャル子ちゃんです。

 彼女、かわいいだけじゃない。とってもかっこいい。

ギャルとオタクは仲良くなれるって本当ですか?

 金髪で軽く毒舌。「サーセンー」「なんですけどォ」が口癖のギャル子ちゃんは、絵に描いたようなギャル。歩く擬音は「ギャルンギャルン」。見た目で誤解も買います。例えば、クラスの男子は、彼女の外見で「色んな男とハメまくり」なんてうわさします。

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 ところが実際の所、彼女は誰とでも話すことができ、みんなに気配りできる人気者。次第に「この子めっちゃいい子じゃん」とか「俺だけは君のいいとこを知っている」と気づいていきます。

お、お前ら……その勘違いわかるぜ。ただ、いい子なのもわかっただろ?(1巻11ページ)

 友人のオタ子との比較は、大変興味深い。彼女はバリバリのオタク。人と馴れ合うのは苦手というか面倒くさいのでいつも1人で行動するオタ子。けれど、キャラ紹介にある通り「なぜかギャル子と仲良し」。

 オタクとギャルが一緒だと「なぜか」ってついちゃうの? そういう感覚が今まで、オタク側にもギャル側にも強かったのは、事実だと思います。壁はあったよ。

 でも共通の会話があったり、お互いの趣味を認め合えたり、あるいは相手の趣味に興味が湧いたりすることって、多々あるんじゃないかなあ?

 ギャル組、優等生組、個性派はぐれ者組。オタクに、スポーツ系に、サブカル。なんとなーく壁ができて、いつも一緒に行動するのは、ファッションや趣味のくくり、というつながり。それはそれでいいんだけど、ギャル子ちゃんの考え方は違います。

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ギャルにはギャルの信念があるって本当ですか?

 「ギャル」であることって、悲しいけど社会的にはマイナス。お父さんお母さんの立場で、娘がギャルスタイルになったら。会社の面接にギャルスタイルでやってきたら……と考えると、よしとは言いづらい。

 知らない人から、誤解は受け続けています。「ギャルのくせに」と。でもギャル子ちゃんは茨の道を、覚悟して歩んでいます。

 「こうしなきゃこうでないとダメ みたいのがあるの あたしは ヤ」

 同時に、彼女はギャルであることを絶対やめません。

 「自分が単純に…好きだからやってるコトに そーやって『なくっても平気でしょ』だなんて言われるの ヤなの」

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ギャルはギャルじゃないといけない、オタクはオタクじゃないといけない……そんなこと誰も言っていないはずなんだ(1巻109ページ)

 相手を認めることが、相手に興味を持つことが、自然にできるギャル子ちゃん。でも、自分の大切なモノは、絶対に曲げない。

 全力で感動する強い感受性の持ち主(ただしシモネタと舌ピアスは苦手)。頼まれたら、力になりたいと心から思い手伝える。

 「ギャル」とのギャップこそあれども、こんな一生懸命な子、嫌いになる男女いないよ。彼女は映画が好きで、洋画の金髪や華やかなファッションに憧れた。その思いを大切に歩んでいった結果、ギャルファッションになっただっただけなんだ。彼女も、趣味による誤解と戦い続けている。だからこそ相手の趣味を絶対に否定しない。

人の趣味を笑わない。いろんなことに公平に興味を持てる。これって簡単そうで、とってもすごいこと(1巻25ページ)

ギャル子ちゃんはお母さんみたいな女の子って本当ですか?

 ギャル子ちゃんは、おっぱいがとても大きいです。とっても、大きいです。

 なんてエロいんだろう! と高校生男子なら思わずにいられない。でも、彼女のおっぱいの大きさは、エロさではなく母性のあらわれです。

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 ギャル子ちゃんの夢は、優しいお母さんになること。クラスメイトへの世話焼きな性格にも、そのあたり見え隠れします。

 彼女がプールに行った時。クラスでいじられる少年にギャル子ちゃんは出会いました。少年はギャル子に、やっぱり偏見を向ける。「遊びまくってるんだろーな」と。

 彼は、自分のママのことを、思春期らしく避けていました。そんな彼に、ギャル子ちゃんは言います。

 「自分のおかーさんの事…恥ずかしいなんて思っちゃダメだよ?」

 その後、彼女と悩める少年は、2巻でも出会い、語り合います。

押し当てられた胸は、お母さんの柔らかさ。不安も不満も、彼女の包容力の前に吹き飛んでしまう(2巻98ページ)

 豊満な胸に抱きしめられながらそう言われて、逆らえる男子なんていないだろうよ。胸の柔らかさは、問答無用の説得力を産みます。

 彼女は、世の男子が夢見る、母親的な、「女性」の象徴のような存在。

 ここまで描かれると、ギャル子ちゃんほぼ完璧超人すぎて心配になる! でも大丈夫です。彼女は基本ポンコツですし、オタ子とお嬢という親友もいます。ちゃんと、女子高生の青春してます。

 ギャルが今人気って本当ですか?

 半分あってる。半分違う。「ギャル」という属性だけが人気なわけではありません。

 本人の持つポジティブさやパワーが行き着いた先に、信念として「ギャル」になった子が愛されているのです。

 おれ、生まれ変わったら明るく元気なギャル女子高生になるんだ……。

(C)Kenya Suzuki

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