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都内の猫カフェに全国初の業務停止命令 劣悪な環境で多数の猫が病気に
病気にかかっている猫たちが一日も早く元気になりますように
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東京都は動物の適正な管理、飼養環境の改善を怠ったとして4月21日に、東京都墨田区の猫カフェ「ねこのて」に対して30日間の業務停止を命じたと発表しました。猫カフェに対しての行政処分は全国初とのことです。
今回処分された猫カフェ「ねこのて」では、劣悪な衛生状態から多数の猫に病気が蔓延。昨年11月から近隣住民や利用者からの指摘が相次いだため、都が12月に立ち入り検査を実施。検査時は62匹の猫が確認されています。2月に改善命令を出しましたが従わなかったため、販売・保管・貸出し及び展示業務の全停止が命じられました。
行政処分後「ねこのて」のWebサイトには「2016年4月21日~2016年5月20日まで休業しますので、来店予約はそれ以降で宜しくお願いします」という告知が掲載されていますが、休業の理由については書かれていません。また21日に更新されたブログが「休業中 肉球万歳(ハート)」と題されていることなどから、SNSでは「反省しているように見えない」というように、オーナーの姿勢を疑問視する声も多数挙がっています。
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病気にかかっている猫が多数とのことで一日も早い回復と、飼育環境の改善が望まれます。
(Kikka)
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