仏ゲームクリエイターがジブリや宮本茂作品をオマージュ 「Lynn and the Spirits of Inao」がクラウドファンディング開始
音楽もしっかりジブリテイスト。
フランスのゲームメーカー、Bloomylight Studioが、2Dアクションゲーム「Lynn and the Spirits of Inao」を開発。商品化に向けてクラウドファンディングでの資金調達を開始しました。トレーラーからは「千と千尋の神隠し」や「もののけ姫」など、スタジオジブリ作品からの強い影響がうかがえます。
物語の舞台は、神々や精霊と人間が調和する「Inao島」。しかしある日、なぜか精霊が人間を攻撃。見習い巫女のリンは、小悪魔のアクとともに、精霊や島の謎の究明に挑みます。
ステージには豊かな自然が描かれており、昼夜や天候の変化もフィーチャーされています。リンは二段ジャンプや壁への張り付きといったアクションを駆使し、Inao島を駆け回ります。
アクには昼夜を任意に転換できる特殊能力が。切り替えることで地形が変化したり、見えていなかった精霊が見えたりと、難所の突破や謎解きのカギとなりそうです。
メインシナリオだけでなく、サブイベントや宝探しなど、やりこみ要素も豊富。村では祭りも催されており、金魚すくいなどのミニゲームも楽しめます。
ディレクターのDavid Tollariさんは、「ジブリアニメとの出会いが私のターニングポイント」と述べています。また、好きなゲームは「ゼルダの伝説 時のオカリナ」。それらの影響が、同作のビジュアルやゲーム性に色濃く反映されているようです。
「Lynn and the Spirits of Inao」は、2017年発売を目標に、Windows版が開発中。クラウドファンディングの目標額は5万3000ユーロで、それ以上の出資が集まれば、PS4やWii Uといったコンシューマー機にも移植するそうです。
(沓澤真二)
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