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「肉フェス」東京と福岡で食中毒 主催者が謝罪
「肉フェス TOKYO 2016 春」では49人の患者が発生。
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4月28日から5月8日まで開催された「肉フェス TOKYO 2016 春」「肉フェス FUKUOKA 2016 春」で、食中毒の疑いがある事案が発生した件について、保健所の調査で食中毒だったことが断定されました。
飲食した来場者から体調不良の連絡が複数件あり、それぞれ江東区保健所、福岡市中央区保健福祉センターが調査したところ、イベント内で販売した「ハーブチキンささみ寿司」「鶏むね肉のたたき寿司」がカンピロバクター菌に感染していたことが判明。
東京都によると「肉フェス TOKYO 2016 春」では49人の患者が発生。江東区保健所は、イベント主催者に改善勧告書を交付する予定としています。
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主催者は謝罪するとともに、イベントでハーブチキンささみ寿司、鶏むね肉のたたき寿司を食べて体調を崩した人などに向け相談窓口への連絡を呼びかけています。また一部で、「6日に保健所から食中毒の疑いがあるとして販売自粛の指導があったが、主催者側は最終日まで販売を継続した」と報道されたことについて、事実と異なると反論。保健所から連絡を受けた後、ハーブチキンささみ寿司の販売をいったん停止して、調理方法を変更し、保健所に報告した上で販売再開したと説明しています。
5月19日~22日に予定していた「肉フェスツアー 2016 福島」は、来客の安全確保のため中止となっています。
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