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こんなかわいい車見たことない ウレタン外装のコンパクトカー「rimOnO」が車の常識を覆す

いつか現行制度を変える日が来るかも。

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 超小型電気自動車を開発する「rimOnO(リモノ)」が、ウレタン外装の試作車を発表しました。

これが超小型電気自動車「rimOnO」![rimOnO prototype 01@ WISE WISE (photo by Hayato Furusho)]

 東京都中央区の株式会社rimOnO(リモノ)が発表したのは、全長2.2メートル×全幅1メートル×全高1.3メートルのコンパクトカー「rimOnO」の試作車です。元経済産業省の伊藤慎介さんと、トヨタ自動車出身の根津孝太さんが「エコ・高齢化・コンパクトシティ化のためには “小型でスローな乗り物” が必要」とのコンセプトで開発しました。

お子様のお迎えなどに使用するイメージ(コンセプトイラストより)
お年寄りも気軽に楽しめる安心設計(コンセプトイラストより)
今後は外装のカスタムも検討(コンセプトイラストより)

 シングルベッド並みのサイズながら大人の2人乗りが可能という「rimOnO」最大の特徴は、約320キログラムという軽さ。外装に防水性の布とふわふわのウレタンを使用することにより減量に成功したほか、万が一の場合でも衝撃を緩和することができます。また外装はいわゆる“着せ替え”にも対応する予定で、自分好みのカスタマイズすることもできます。

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狭くても快適に過ごせる工夫など
随所にかわいいポイントが満載

 運転については丸型ハンドルではなく、バイクのようなバーハンドルを採用。コンパクトな運転席で足元の操作が難しいという点を、手元での操作に集中させることで改善しました。また、運転席自体も乗り降りしやすいようにと回転式座席になっています。

 見た目以外にも「かわいい」を追求したこだわりが至る所にちりばめられており、ローランドの協力で生み出されたオリジナルサウンドのホーン、ウィンカー音、走行音も素敵です。

現行制度では公道を自由に走行できない!?

 ただし、現行の制度では「rimOnO」を公道で自由に走らせることはできません。

 国土交通省は「超小型モビリティ制度」を制定してるものの2人乗りの超小型モビリティ(つまりrimOnO)を走行させる際には走行地域の自治体が国に申請する必要があり、A区での走行許可が降りていてもB区での許可がない状態で侵入してしまえば違反となるためです。

 同社は、「rimOnO」の製品化に向けて今後はヨーロッパですでに導入されている「L6e制度」(14歳以上であれば原付免許で運転可能)をベースに、国に新制度の要望をしていきたいと話しています。 

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 また試作車の最高時速は45キロ/時、航続距離は50キロメートルとのことですが、今後は総重量200キログラム以下を目指すとのことで今後の改良が期待されます。

 車の常識を覆す外装ふわふわ電気自動車「rimOnO」がコンパクトカーの未来を変えていくかもしれません。

(画像提供:株式会社rimOnO)

(Kikka)

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