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自治体関係者を対象とした全国初のゲームフォーラム 岩手県が11月に開催 Ingressなどの活用を議論

自治体によるゲームの活用が、全国で推進されるきっかけとなるか。

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 ナイアンティックの位置情報ゲーム「Ingress」を地域活性化に活用する取り組みが全国で進んでいる(関連記事)。この動向を受け、岩手県は自治体関係者を対象に、「全国自治体ゲームコラボレーションフォーラム(仮称)」を11月2日に盛岡市で開催する。

 この全国初となる試みでは、ディスカッションや交流会により、Ingressをはじめとするゲームとのコラボレーションの実績や課題を関係者で共有。今後の可能性を考えるのが目的だ。ほかにも、ナイアンティックの協力による基調講演や、ゲームの活用に関するプレゼンテーション大会が予定されている。

 岩手県は2014年11月に、Ingressを活用した日本初の自治体公式イベント「ポータル探して盛岡街歩き」を成功させた実績がある(関連記事)。今回の企画には、この成果を継承して発足した「岩手県庁ゲームノミクス研究会」が携わる。

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 参加する自治体や協賛企業の募集は、7月1日からを予定。詳細については、岩手県庁ゲームノミクス研究会のサイトにて、追って公開されるとのこと。なお同研究会は、Ingressを用いたチャレンジ企画を10月31日まで実施中。指定された31のミッションのうち、30を達成すると、岩手県から感謝状と副賞が贈呈される。

(沓澤真二)

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