スラダン山王のモデルにも バスケIH県予選で能代工が48連覇を逃す 「秋田県で歴史が動いた」の声
打ち破ったのは同じ県立校の平成。ネットでは名門チームの県予選敗退に衝撃をうける人、両者の健闘を讃える人が。
全国高校総体バスケットボール大会の秋田県予選で47年連続優勝していた能代工(秋田県能代市)に、6月7日の県予選決勝で平成(横手市)が100‐68で勝利、初優勝を飾りました。名門校の予選敗退にネットでは「秋田県で歴史が動いた」と話題になっています。
秋田県立能代工業高等学校(能代工)のバスケットボール部は、1967年の埼玉国体の初優勝から計58回の全国制覇を果たしている名門チーム。日本人初のNBAプレーヤーである田臥勇太選手の出身校であるほか、バスケットボール漫画の金字塔「SLAM DUNK」(作:井上雄彦)に登場する王者・山王高校のモデルとも言われています。
決勝で挑んだのは、同じく公立校である秋田県立平成高等学校(平成)。第2ピリオド終了時点では38‐43と能代工がリードしていましたが、第3ピリオドで激しいディフェンスからのターンオーバーやオフェンスリバウンドを得点につなげ、逆転に成功。59‐51で迎えた第4ピリオドでも速攻で点差を広げ、100‐68で勝利しました。
Twitterでは能代工の県予選敗退に「あの能代工業が負けたとか凄いな」「衝撃」と動揺の声が相次いでいます。同時に、「いつかは来るかもしれない、という日がきた感じだが重圧と戦ってきた能代にも県の常識を打ち破った平成にも拍手を送りたい」「能代工業がインハイ逃すって衝撃だけど、その連覇を続けてきた能代もすごいし、それを覆そうと挑み続けた秋田の他高校生たちもがんばってきたんだろうな」など、名門の看板を背負って戦った能代工と、快挙を果たした平成、両者を讃える声も多くあがっています。
(黒木貴啓)
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