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古墳時代の箱式石棺墓が鎌倉市の児童施設建設地から出土

施設の利用開始に大きな影響はないそうです。

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 神奈川県鎌倉市の由比ガ浜こどもセンター(仮称)建設地で、古墳時代中期~後期(5~7世紀)の箱式石棺墓が出土。6月7日に、鎌倉市役所秘書広報課がFacebookで発表しました。

石棺墓からは全身そろった人骨が(画像は鎌倉市役所秘書広報課のFacebookページより)
発掘現場(画像は鎌倉市役所秘書広報課のFacebookページより)

 鎌倉市内で箱式石棺墓が出土するのは初めてのこと。神奈川県内でも出土事例は少なく、同広報課は鎌倉や三浦半島の古墳時代を探るうえで重要な発見としています。

 鎌倉市では発掘調査現場の見学会を6月12日に開催。10時~11時30分と14時~15時30分の、2回に渡って行われます。

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鎌倉市からの告知。参加の予約や申し込みは不要。敷地内に駐車場はないので、交通手段は公共交通機関か、自転車やバイクで

 発掘現場で建設されていた由比ガ浜こどもセンター(仮称)は、認可保育所や子育て支援センター、障害児放課後余暇支援施設からなる複合施設。同広報課によると、2017年秋ごろからの利用開始に、今回の出土による大きな影響はない見込みとのこと。

(沓澤真二)

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