バンド「ヤバT」の転売チケットへの注意喚起が斬新 「1万円クオリティのワンマンできひんからやめて!」
大阪の3ピースバンド「ヤバイTシャツ屋さん」が、自虐とユーモアたっぷりのチケット転売注意喚起をツイート。
チケットが正規価格よりも高額で取引されているのが問題となっている、チケット転売サイトやオークションサイト。6月9日に大阪のバンド「ヤバイTシャツ屋さん」がTwitterで披露したチケット転売の注意喚起が斬新だと話題になっています。
同バンドは8月12日に大阪・心斎橋BIGCATでワンマンライブ「まだ早い。」を開催予定で、881円という激安価格とその人気をもってチケットはソールドアウト。しかしチケットが転売サイトで1万円で売りに出されているのを見つけ、「俺ら10000円クオリティのワンマンできひんから!!!!やめて!!!10000円クオリティは厳しい!!!やめて!!!!!そのお金でRADWIMPSとか行きって!!!!」とツイートしました。
転売チケットに対するバンドの意見といえば「金儲けのために買われたくない」「行きたいお客さんに正規の値段で気持よくライブに来て欲しい」といったものがもっぱらですが、何そのハードルあげられると困るからやめて! みたいな注意喚起。さらに立て続けに「RADWIMPSは10000円クオリティのライブするから!!!!!」と投稿し、人気バンドを立てつつ自分たちが格下だとアピールします。自虐ぶりとユーモアが愛くるしい……ライブみたくなっちゃうよ!
Twitterでは「これはナイスセンス」「知らないバンドなんだけど笑ってしまったwww斬新な転売注意喚起」と好感を持った人が相次ぎます。「はっきりと『やめて』と発言し、なおかつユーモアを交え、名前を勝手に出されたバンドやそのファンもきっと笑ってくれる言い方」という称賛の声も。
ヤバイTシャツ屋さんはこやま(G,Vo)、しばたありぼぼ(B,Vo)、もりもりもと(Dr,Cho)による3人組ロックバンド。2015年には音楽フェス「SUMMER SONIC」のオーディション「出れんの!?サマソニ」で、審査員の大谷ノブ彦(ダイノジ)さんから「惚れた。モラトリアム感爆発のギミックバンドと笑うなかれ。オレは泣いたよ」と評価され、出演権を獲得しました。同年「eo MUSIC TRY 2015」でグランプリを獲得後、今年は「ビクターロック祭り2016」「VIVA LA ROCK 2016」「ダイノジロックフェス2016」「やついフェス2016」「FREEDOM NAGOYA 2016」「京都大作戦2016」など数々の大型フェス・イベントに出演しています。
(黒木貴啓)
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