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TBS系「ピラミッド・ダービー」にヤラセ疑惑 オンエアで脱落した出演者が「現場で脱落していなかった」と出演者2人が語る

出演者が「CGによって自身の姿が消された」とブログで暴露。

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 6月19日放送のTBS系バラエティー番組「珍種目No.1は誰だ!?ピラミッド・ダービー」に出演した顔相鑑定士・池袋絵意知さんが「CGによって自身の姿が消された」とブログで暴露し波紋を呼んでいます。

ヤラセ疑惑が持ち上がった「ピラミッド・ダービー」

 同番組は「さまざまなジャンルの一流のプロたちが番組の用意した一風変わったルールの珍種目で対決!」という趣旨でレースを展開を予想する番組です。池袋さんが出演したのは登場する双子が入れ替わっているかを見極める「双子見極めダービー」というコーナーでした。

抗議の声をあげた池袋絵意知さん

 コーナーには池袋さんのほかに、元刑事の小川泰平さん、お笑い芸人で東大出身の藤本敦史さん、メンタリストDaiGoさんら4人が出演。オンエアでは池袋さんが最初に脱落し、最終的にメンタリストDaiGoさんが優勝を飾っていました。

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 ところが、6月22日更新のブログで池袋さんは「オンエアを見て唖然、そして怒り、悔しさ。あまりのことに食べ物も喉を通らない。嘔吐きが止まらない」と吐露。「最終戦を前にして池袋はここで脱落」というナレーションについて「脱落してねーから!」と怒りを爆発させています。

大きな反響を呼んでいるブログ

 池袋さんによれば、最終問題まで回答したのにオンエア上では「脱落」という演出になっており、最終的に自身の姿がCG加工によって消されてしまったとのこと。この問題について「ブログに書いたことはすべて事実」として、池袋さんが編集部のインタビューに答えました。

池袋絵意知さんインタビュー

―――今回ブログに書かれていたことは事実で間違いないでしょうか

池袋さん はい。一切嘘はありません。あれが事実です。

―――今回のねつ造疑惑については、どう感じていますか

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池袋さん 問題の焦点はテレビ局によるねつ造とそれに伴う放送による暴力・虐待です。放送に関わる人間としてのモラルがなくなっていると思いました。今回の放送は私自身の今後の仕事にも影響しますし、私のコンテンツを扱う企業の評判さえも落とすことになるので立腹しています。

―――番組に求める対応は

池袋さん 番組プロデューサーF氏と番組に対して、謝罪を求めています。具体的にはTwitter・Facebook・公式ホームページ・番組内でのお詫びと訂正文です。私は早急な謝罪を求めていますが、とりあえず番組プロデューサーF氏と明日直接お会いすることになりました。

―――制作会社側への連絡は

池袋さん 収録・編集に立ち会ったアシスタントプロデューサーのG氏に電話連絡しました。「テレビ業界全部がこんな体質になってしまったんですね。言葉もないです。」とメールもしました。(過去によくしていただいた制作会社で)信用していたのに残念でなりません。

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 池袋さんによるとブログには大変な反響が寄せられているとのことで、なかには過去に同番組に出演した出演者や、番組を制作している制作会社の元社員などからのメッセージもあったといいます。

 また同コーナーに出演した元刑事の小川泰平さんも編集部の取材に応じ「池袋さんは最後まで回答を続けていらっしゃいました」と答えました。つまり収録現場では池袋さんの脱落の演出がなく、最終問題まで回答したはずの池袋さんの姿が削除されていたということになります。

 なお、番組の制作を手掛けたのは、「ヤラセ問題」がきっかけで打ち切りとなったフジテレビ系「ほこ×たて」を制作した厨子王のグループ会社Zプラス(ジープラス)でした。編集部は番組側・制作会社に対して取材を申し込んでいます。

 今後どのような対応が取られるのか、放送局と制作会社の倫理観が問われます。

(Kikka)

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