ニュース

世界初! 葛西臨海水族園で「メンダコ」が自然産卵 孵化期間は半年程度の見込み

深海のアイドル誕生となるか。

advertisement

 葛西臨海水族園(東京都江戸川区)で5月に世界初となるメンダコの自然産卵が観察されました。

メンダコの卵嚢。この中に卵が2つあるそう。

 今回産卵したメスのメンダコは、4月に静岡県沼津市戸田港沖で深海底引き網漁により採集されたもの。同園に移されてからも順調に過ごしており、5月19日から20日にかけて産卵をしました。

 水槽底面に産み落とされた茶色の卵嚢(らんのう)の長さは2.5センチで、中には2卵が観察できるそう。卵は現在、他の水槽に移して育成をしています。ただ、残念ながら母メンダコは、6月3日に死亡してしまったとのこと。同園での飼育期間は44日でした。

advertisement
この子は別のメンダコさん

 深海のアイドルともいわれる「メンダコ」は、とても繊細な生き物(関連記事)。繁殖に関しても未解明な部分が多いのですが、卵が孵化するまでには半年程度かかると見込まれています。11月~12月ごろに「無事に孵化した」という報告が聞けるといいですね。

画像提供:葛西臨海水族園



Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. 「懐かしい」 ハードオフで“30年前のPC”を購入→Windows 95をインストールしたら“驚きの結果”に!
  4. 「靴下屋」運営のタビオ、SNSアカウント炎上を受け「不適切投稿に関するお詫び」発表 「破れないストッキング」についてのやりとりが発端
  5. 餓死寸前でうなり声を上げていた野犬を保護→“6年後の姿”が大きな話題に! さらに2年後の現在を飼い主に聞いた
  6. 毛糸でフリルをたくさん編んでいくと…… ため息がもれるほどかわいい“まるで天使”なアイテムに「一目惚れしてしまいました」「うちの子に作りたい!」
  7. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  8. 放置された池でレアな魚を狙っていた親子に、想定外の事態 目にしたショッキングな光景に悲しむ声が続々
  9. 脱北した女性たちが初めて“日本のお寿司”を食べたら…… 胸がつまる現実に考えさせられる 「泣いてしまった」「心打たれました」
  10. 父「若いころはモテた」→息子は半信半疑だったが…… 当時の“間違いなく大人気の姿”に40万いいね「いい年の取り方」【海外】