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建物はなくてもポケストップとして残る―― 津波被害を受けた石巻のポケストップが話題

その正体はIngressユーザーが残した「記憶のポータル」。

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 「ポケモンGO」で各所に設置されている「ポケストップ」。アイテムの補充などで使用され、ポケモンGOの画面上にはその場所の説明とともに写真も表示されますが、東日本大震災で甚大な被害を受け、現在は建物が存在しない石巻市「岡田劇場」のポケストップが、Twitterで注目を集めています。

 スマートフォン用ゲーム「Ingress」の「ポータル」を流用する形で設置されたポケストップ。こういった実際の建物のないポケストップは、Ingressの東北復興イベントで震災前の写真を使用して申請されたもの。この岡田劇場のポケストップも、震災前の写真を用いてIngressに申請されることでポータルとして出現し、その後ポケストップとしてポケモンGOにも登場。また、この実際の建物が存在しないポータルは「記憶のポータル」と呼ばれているそうです。

「記憶のポータル」と呼ばれるようです
Ingressプレイヤーのなごり
こういう形で残るのです
たどり着いたポケモンの世界
まさに拡張現実

 また、「ポケストップをめぐることによって、普段は気付かないような震災関係のモニュメントに気付いた」という声も。ポケモンGOによって震災の歴史や、町の意外な姿に気付くこともあるようです。

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ポケストップをめぐるだけで勉強になる
ポケストップの写真にもなった画像(岡田劇場のサイトより)

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