ニュース

熊本地震を受け、大地震後は「余震」表現避けるように パーセント表記も変更へ

大地震後に同じ規模の地震が起こることを注意喚起するため、発生からおよそ1週間は「余震」を使わないとしています。

advertisement

 政府の地震調査委員会は8月19日、大地震後の地震活動の見通しに関して、発生からおよそ1週間は「余震」という言葉を使わずに呼びかけることを発表しました。気象庁も同日からこの方法で情報を発表するとしています。

 今年の熊本地震にて、4月14日にマグニチュード(M)6.5の地震が発生し、その後16日にさらに規模の大きいM7.3の地震が発生したことを受け、これまでの「1週間程度、最初の大きな地震より一回り小さい余震に注意」という呼びかけから、“最初の大地震と同程度の地震への注意”を呼びかけます。


大地震後にも同様の規模の地震が起こる可能性は高い

 過去事例に基づき、続発事例がある場所などについてはその地域特性に応じた注意喚起も付与。さらに発生の1週間後からは、余震確率をこれまでのパーセント表記ではなく、「当初の1/○程度」や「平常時の約△倍」と表現するとしています。

advertisement

見通し発表の基本的な流れ(「大地震後の地震活動の見通しに関する情報のあり方」より)

 また、「“余震”という言葉は、最初の地震よりも規模の大きな地震は発生しないという印象を与える」とイメージの問題もあったとし、防災上の呼びかけとしては“地震”という言葉を用いると述べています。同様にマグニチュードではなく“震度”を用いることも注意点として明記されています。

(宮原れい)

関連キーワード

地震 | 注意喚起 | 防災

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  4. 毛糸でフリルをたくさん編んでいくと…… ため息がもれるほどかわいい“まるで天使”なアイテムに「一目惚れしてしまいました」「うちの子に作りたい!」
  5. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  6. 餓死寸前でうなり声を上げていた野犬を保護→“6年後の姿”が大きな話題に! さらに2年後の現在を飼い主に聞いた
  7. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  8. 「懐かしい」 ハードオフで“30年前のPC”を購入→Windows 95をインストールしたら“驚きの結果”に!
  9. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  10. 「釣れすぎ注意」 消波ブロック際に“カツオを巻いた仕掛け”を落としたら…… 驚きの結果に「これはオモロい!!」「こんなにとは」