「玉ねぎしか売ってません」 “生ける廃墟”と話題の巨大モールがどうしてこうなったのか聞いてみた
周辺にはイオンなどの大型商業施設があるのです。
テナントはたまねぎの無人販売所のみ、そんな岐阜県本巣市にあるショッピングセンター「LCワールド本巣」本館1階の様子がTwitterで話題に。Twitterユーザーの「よごれん(@yogoren)」さんはその様子を「生ける廃墟っぷりがすごい」とツイートしています。
現在もLCワールド本巣の別館では複数の店舗が運営しているものの、本館には地元スーパー「トミダヤ」の1テナントのみ。しかし数年前は、およそ6000坪ある本館の売り場面積に100店近くのテナントが集まっていました。かつては活気があふれるショッピングセンターでしたが、周辺にイオンなどの大型商業施設ができたことも影響し、徐々にテナントが減っていったようです。
たまねぎは一玉100円で売られていますが、よごれんさんがLCワールドを訪れた時に無人販売所に備え付けられた透明の「お会計箱」にはお金が入っていませんでした。よごれんさんは「そもそも開いてる入口は1カ所のみで、駐車場に車は1台もおらず、誰も営業しているとは思わない」とその時の気持ちを語っています。
「トミダヤ」の担当者は撤退しない理由について「契約が残っているため撤退できない」と説明しており、契約期間終了後撤退するかどうか等については、現在もLCワールド本巣と協議中とのこと。また、たまねぎを販売する理由については「無人でも品質管理がしやすいため」と説明しています。
LCワールド本巣と同じく、“活気を失ったショッピングモール”として2014年に話題となった滋賀県のショッピングモール「ピエリ守山」は、ネットで話題となった事で知名度が上昇する等の影響もありました。このLCワールドも、今回話題となったことでなんらかの好影響が出るのかもしれません。
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