ニュース

「玉ねぎしか売ってません」 “生ける廃墟”と話題の巨大モールがどうしてこうなったのか聞いてみた

周辺にはイオンなどの大型商業施設があるのです。

advertisement

 テナントはたまねぎの無人販売所のみ、そんな岐阜県本巣市にあるショッピングセンター「LCワールド本巣」本館1階の様子がTwitterで話題に。Twitterユーザーの「よごれん(@yogoren)」さんはその様子を「生ける廃墟っぷりがすごい」とツイートしています。

なぜにたまねぎ
入り口はこんな感じ
がらんとした店内
玉ねぎだけが売っています(横にはカプセルトイの販売機もあるようです)

 現在もLCワールド本巣の別館では複数の店舗が運営しているものの、本館には地元スーパー「トミダヤ」の1テナントのみ。しかし数年前は、およそ6000坪ある本館の売り場面積に100店近くのテナントが集まっていました。かつては活気があふれるショッピングセンターでしたが、周辺にイオンなどの大型商業施設ができたことも影響し、徐々にテナントが減っていったようです。

「イオンモール大垣」は車で約30分の距離に
同じ本巣市にあるショッピングセンター「モレラ岐阜」は車で約15分ほどの距離にあります
Twitterでも大型商業施設の影響が指摘されています

 たまねぎは一玉100円で売られていますが、よごれんさんがLCワールドを訪れた時に無人販売所に備え付けられた透明の「お会計箱」にはお金が入っていませんでした。よごれんさんは「そもそも開いてる入口は1カ所のみで、駐車場に車は1台もおらず、誰も営業しているとは思わない」とその時の気持ちを語っています。

advertisement
誰も買わなかったらしい

 「トミダヤ」の担当者は撤退しない理由について「契約が残っているため撤退できない」と説明しており、契約期間終了後撤退するかどうか等については、現在もLCワールド本巣と協議中とのこと。また、たまねぎを販売する理由については「無人でも品質管理がしやすいため」と説明しています。

 LCワールド本巣と同じく、“活気を失ったショッピングモール”として2014年に話題となった滋賀県のショッピングモール「ピエリ守山」は、ネットで話題となった事で知名度が上昇する等の影響もありました。このLCワールドも、今回話題となったことでなんらかの好影響が出るのかもしれません。

画像提供 よごれん(@yogoren)さん

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. ミュージカル『ディズニー くまのプーさん』、舞台が見えづらいとの指摘に謝罪 「視認性の改善を講じる」
  2. 業務スーパーの“高コスパ”人気冷凍商品に「基準値超え添加物」 約1万5000個販売……自主回収を実施
  3. 【今日の計算】「500×99」を計算せよ
  4. 「葬送のフリーレン」の勇者一行、ネモフィラ畑に現る 名場面にちなんだコスプレが「これを花畑を出す魔法か」と23万いいね
  5. “スケスケ成人式コーデ”が物議のモデル、「3度見される服」を披露 「コレは見ちゃうわ」「洗っても大丈夫なのか」の声
  6. 秋元康、AKB48卒業の柏木由紀に送った手紙が物議 “冒頭の一文”に「昭和丸出し」「嫌すぎる」
  7. 1歳娘、ちょっと目を離したら衝撃の光景が……! リアル過ぎるワンオペ現場が190万再生「わかりみすごすぎです」
  8. 天井裏から変な音がする→スマホを突っ込んで撮影したら…… 映った“とんでもねぇ”モノに「恐ろしい」「何これ」と騒然の196万表示!
  9. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  10. 息子「あしたから下敷きいるって」母「ええやつあるで(ドヤ」 母の愛がつまった手作り下敷きに「なにこれめっちゃほしい!」と注目集まる