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「市職員が格ゲー世界大会で優勝」掲載の朝日・上毛新聞が記事を削除し謝罪 今後の処分などは検討中

出来心でついたうそで引くに引けず……。

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 朝日新聞社と群馬県の上毛新聞社は、群馬県太田市の臨時職員で23歳の男性がフランスで開催されたゲーム大会で優勝したと報じた27日付朝刊の記事が事実無根だったとしてWeb版から削除するとともに謝罪した。

上毛新聞の記事(現在は削除済み/編集部により画像は加工しています)

 問題の記事は、市役所職員の男性が格闘ゲーム「ギルティギア」の世界大会で優勝したと報じたものだが、上毛新聞は「上毛スポーツ」で、朝日新聞は群馬版でそれぞれ掲載され、同じものがWeb版でも配信された。記事が掲載されると、「架空の大会ではないか」「(男性は)開催地にすら行っていないのでは」として捏造(ねつぞう)疑惑が広がる事態に(関連記事)。

 同日、両新聞社は男性の虚偽だったことを確認し記事を削除した。朝日新聞は「市の調査で事実ではないことが分かりました。この記事の見出しと全文を削除しました。読者の皆様にご迷惑をかけたことをおわびします」と訂正。上毛新聞は市幹部同席のもと男性が実際フランスに行ってないことや、「周囲に行くといった手前、引くに引けなくなってしまった」とする虚偽の理由を確認している。

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朝日新聞(Web版)より
上毛新聞にはより詳細に削除に至った経緯を説明している

 両新聞とも男性が所属する太田市産業環境部からの情報提供を受け、26日に市役所内で取材を実施。男性が作成したとみられる資料と質疑応答をもとに記事を掲載した。同市役所へ「取材を受けるに至った経緯」や「今後の処分」などについて聞くと、「処分も含め、検討中で現段階では答えることができない」と対応に苦慮しているようだった。

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