NHK「あさイチ」“イノシシの刺身”は「保健所の勘違いで生食ダメ」 保健所は「説明うまく伝わらなかった」
やはり保健所が認めているということはないようです。
9月29日、NHKの番組「あさイチ」担当者から“イノシシの刺身”(関連記事)について、ねとらぼからの質問に回答がありました。番組内で「イノシシの生食は保健所が申請を受け付けた店でだけ提供ができる」という発言があったことについて、八重山福祉保健所に再度確認したところ「先日の回答は勘違いで、生食はせず、加熱して食べるよう指導している」とのコメントを得たそうです。9月29日の「あさイチ」放送中にも、同じ説明がされました。
“イノシシの刺身”は、9月27日放送の同番組内で西表島の郷土料理として紹介されたもの。しかし、放送後から、「保健所が野生獣の生食を認めることはありえないのでは」との指摘が視聴者から相次ぎました。
この件について、ねとらぼでは27日の時点でNHKに「八重山福祉保健所の『イノシシの生食は保健所が申請を受け付けた店でだけ提供ができる』という説明はどのようないきさつで得られたものだったのか」と質問を送付。2日後の29日に前述の回答を得ました。
念のため八重山福祉保健所にも確認を取ったところ、「野生獣の生食はガイドラインで禁止されているが法的な罰則がないため、メニューとして提供される可能性がある。もし生で提供している店舗を見つけた場合は、指導を行っている。以上のような説明をNHKにしたが、説明不足や認識のズレなどがあったようだ」とコメント。保健所とNHKで双方の言い分に若干のズレは感じるものの、八重山福祉保健所はNHKが番組内で出したコメントについても把握していました。
また、もう1点送っていた質問、「公式サイトの“イノシシの刺身”の写真が別のものに差し替えられたのはなぜなのか」については、「もともと載せる予定がなかったものを手違いで掲載したものだった」との回答でした。
関連記事
NHK「あさイチ」で紹介された“イノシシの刺身”「保健所が許可している」発言に波紋 保健所とNHKに話を聞いた
保健所は「食中毒などの健康被害を引き起こす危険性が高いため食べないように」とのこと。豚の「生レバー」が提供禁止に 馬・鳥はどうなる? 厚生労働省に聞いてみた
「本来、『食』は食べる人の自由」(担当者)。大河ドラマ「真田丸」に“紙おむつ”が映り込み視聴者騒然 → 再放送ではカットに
オーパーツじゃないか。「肉フェス」東京と福岡で食中毒 主催者が謝罪
「肉フェス TOKYO 2016 春」では49人の患者が発生。漬けまぐろをこんにゃくで再現 「わさびで食べるマンナン漬けまぐろ」発売
レバ刺し風こんにゃく次は、漬けまぐろそっくりこんにゃくが登場。日刊SPA!「最強のヤレる酒は日本酒」で炎上 番組で取り上げたTOKYO MXも批判の的に
日本酒への風評被害含めて非難轟々(ごうごう)です。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.