現代にカセットテープが復活? レトロ感あふれるラジカセの開発に向け、クラウドファンディングがスタート
カセットテープブームが再燃している一方で、再生するラジカセがあまり製造されていないのだそう。
すっかり使う機会がなくなってしまったラジカセ。若者の中には、名前すら聞いたことがないという人もいるのではないでしょうか。クラウドファンディングサイト「Makuake」で、そんなラジカセを開発するプロジェクトの資金調達が行われています。スマホで音楽が聞けるご時世になんで……?
ラジカセとはラジオの受信と、カセットテープを使った録音・再生の両方ができる音響機器。1970~80年代ごろに一世を風靡(ふうび)しましたが、1990年代後半にCD、MDが隆盛したことをきっかけにカセットテープが利用されなくなり、姿を消していきました。しかし、2010年ごろからレトロ感が注目を集めるようになり、カセットテープで音源を発表するアーティストが登場。関連イベントも世界各国で行われています。
今回のクラウドファンディングは、このような流れを受けて実施されたもの。カセットテープのブームが再燃している一方で、それを再生するための機材はあまり製造されていないのだそう。開発されるラジカセ「MY WAY」はあえてアナログな仕様になっており、Bluetooth、充電をはじめとした現代ではおなじみの機能は備えていません。スピーカーはステレオではなく、モノラルです。
また、カセットレーベルの立ち上げも実施。7000円の出資で「SALON MUSIC」や「EP-4」「PLASTICS」「MELON」で活動した中西俊夫さんの音源を収録したカセットテープなどがゲットできます。「MY WAY」が手に入るのは執筆時点で1万1800円から。
(マッハ・キショ松)
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