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街路樹をオリンピック開発から守って!――千代田区の街路樹伐採反対で署名運動 役所「オリンピックは無関係」

ただ伐採するだけでなく、新たな木を植え替えるそうです。

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 東京都千代田区の白山通り、明大通り、神田警通りで行われている無電柱化・歩道の拡張工事について、“街路樹が伐採されている”として「100年の街路樹をオリンピック開発から守って下さい!」(Change.org)と題した署名活動が行われるなど、住民からの反発が起こっています。

 工事は7月ごろから行われていたものの、街路樹の伐採を始めると地元住民の反対が相次いだため現在も中止状態。この工事はネット上で「オリンピックを見据えた工事」といわれており、「たった2週間のオリンピックのために伐採するのか」「正気の沙汰とは思えない」など辛らつな意見も。

Twitterでも反発の声

 明大通りと神田警察通りを管轄する千代田区役所によると、この工事は「歩道が狭く危険だ」とする住民からの苦情を受け、歩道の拡張と自転車走行空間を設けるために計画されたもので「オリンピックは関係がない」と明言。伐採ではなく樹木移植も提案されたものの、技術的な理由で困難だったことや、既に根上りによる段差や木の傾きなども問題しされていたため、新たな木を植え替える形で対応することにしたそうです。

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 また、白山通りを管轄する東京都第一建設事務所も「白山通りはもともと都が無電柱化を推進していたエリア。防災上の観点から見ても必要な工事で、伐採後は新たな木を植える」としています。千代田区の説明と同様、オリンピックを受けての工事ではないそうです。

 伐採された木については再資源化施設でチップとして活用する他、「立派な木なので、別の形で活用する可能性もある」と説明。今後の計画について千代田区役所は「反対運動があることは把握しているが、今後の事は議論を踏まえて決定する」と語っています。

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