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ハリケーン「マシュー」の影響で「レッドスプライト」発生 なにその必殺技みたいな謎現象⁉

「週刊少年ジャンプ」の同名漫画もこの現象に由来?

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 10月2日未明、ハリケーン「マシュー」が襲来したコロンビア近辺で、謎の発光現象「レッドスプライト」が観測され、その時の映像が公開されました。なんだその必殺技みたいな現象は……!

 おぼろげな白い光が、上空でアトランダムに明滅。動画投稿者のTwitterでは、くっきりと赤く光っている画像も公開されており、まさに「レッドスプライト(赤い妖精)」の名のとおり。いったいこの光はなんなのでしょうか?

撮影機材の仕様で白く映っているが……
実際は赤く光っているようです

 レッドスプライト(単に「スプライト」とも)は、雷雲上で起こる発光現象。19世紀から目撃証言が確認されていますが、1989年にアメリカの研究チームが偶然撮影したことから、科学的発見とされ命名されました。

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レッドスプライトは高度50~90キロの中間圏で発生(雷雲から超高層大気への上方放電発光現象の研究より)

 以来、本格的な研究が進み、地上と宇宙からの観測によって放電のメカニズムが明らかになりつつあります。日本では東北大学の研究チームが真上からの観測を目指し、超小型衛星「雷神」「雷神2」を打ち上げて取り組んでいます。

 ちなみに「週刊少年ジャンプ」(集英社)では、8月から同名の漫画「レッドスプライト」が連載されています。こちらには化石から抽出される電気エネルギー「雷髄」が登場。もしかしたら同作タイトルも、実在の発光現象に由来しているのかもしれません。

参考文献:「雷雲から超高層大気への上方放電発光現象の研究」(福西浩東北大学名誉教授)

(沓澤真二)

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